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こころ

サッカーでも重要な「人の話を聞く力」を育てるために、親が心がけることは!?

公開:2017年3月 8日 更新:2021年1月27日

キーワード:人の話を聞く傾聴力母親父親環境親子

■ポイントは褒め方、結果ではなく努力を褒める

続けて「NURSE」の意味を一つひとつ丁寧に教えてくれました。
 
「U=Understandingは文字どおり“理解する”です。看護師を目指している方は元々できていることが多いですし、対人関係が苦手な人はまずこの職業は選ばないですよね(笑)。『僕は友達とうまく仲良くできなくて寂しんだ』と言った場合、『お母さんもそうなったら寂しいと思うよ』と沸き起こった感情に対してそれは当たり前だと寄り添い、気持ちを分かってあげるのが理解です。これの特徴として、非言語的なコミュニケーションがあるということです。うなずく、背中を抱くなど“理解している”ことを伝えられるのは言語だけではありません」
 
「次に、R=Respectingですが、“NURSE”のコミュニケーションスキルで肝になるのはこの部分かもしれません。子どもは褒めるとやる気になりますよね? ただポイントは褒め方なんです。結果を褒めるのではなく、それまでの過程の努力を褒めること。私たちも様々な病を抱える患者さんやそのご家族と接しますが、なかには重い病を患った方もいらっしゃいます。そんな方に軽はずみに『頑張っていらっしゃいますね』とは言えません。長く通院を続けている方、そしてそれを支え続けている方の思いを汲んで敬意を込めて『素晴らしいですね』という言葉にしないと伝わりませんし、心が通い合いません。だから、日本語訳する時に“承認する”にしたんです」
 
關本さんはS=Supportingの中で、「NURSE」というコミュニケーションスキルがそれぞれ関連性を持ちリンクし合っていることを話してくれました。
 
「Suportingは“支持する”という言葉で訳しています。これも看護師の方は元々上手ですね。『お大事にしてください』と、まず素直な気持ちを伝えられますから。ただ一方で、非常に危険な言葉でもあります。それは患者さんが心の中にある感情を吐露していないのに、安易に同調する言葉を発してしまえば気持ちを逆なでしてしまうことをはらんでいるからです。
 
「たとえば『お辛いですね』と患者さんやそのご家族の気持ちに同調するだけに留まっていたら単なる同情なんです。私たち看護師は同調しながらも患者さんたちに客観的な立場で自分たちの感情に気づかせ、その上で前に進ませるきっかけを作ることが大切なんです。そのプロセスで大切になるのがExploring=探求するということなんです」
 
次ページ:スキルだから身につけられる。だから聞き上手にもなれる!

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文:木之下潤

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