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なぜ「早くしなさい」と言っても子どもの行動は早くならないのか

公開:2015年5月 8日 更新:2021年1月27日

キーワード:コーチング子育て怒り

■怒るは暴力、叱るは教育

怒りたくなったら、親の思い通りにならないから、イライラするからなどの理由で感情的になって怒るのではなく、子どもの自立をサポートするため、教育のために叱るのだということを意識します。怒りは自己満足で暴力ですが、叱るのは教育で他者満足、相手に納得感を与えるものです。ただし、命の尊厳にかかわるようなことは、大きい声を張り上げてでも怒ります。自分の都合ではく、子どものためだと思うことは素直に吐き出してOKです。
 
子育ての大前提として、そもそも子どもは親の言う事を聞かないものであるということを認識しましょう。その前提に立てば、日々の行動にも会話にも腹を立てることはないですし、子どもに伝わる会話ができます。子どもですから、理解できるまで時間がかかりますし、一度話しただけではわかってもらえないことも多いはず。そうしたことを頭に入れて、繰り返し話をすることが大切です。
 
子どもは本当にあっという間に成長してしまいます。イライラする気持ちと上手に向き合って、楽しく子育てしませんか。つい怒ってしまうことを回避する方法はまだまだたくさんあります。自分の気持ちをコントロールできる親に育てられた子どもは、素直に自分の気持ちを表現でき、お友達とのコミュニケーションも上手。また、積極的に物事に取り組めるのだそう。子どもも親も毎日楽しく、笑顔で過ごせるように、まずはイラッとしたら6秒間を置く習慣を身に付けることからはじめましょう。
 
 
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毎日の育児のイラオコで悩む日本中のママたちのために立ち上がったハピニコマスター。その正体は、国内、海外で講演・企業研修・コンサルティングをおこない、メディアにも多数出演する怒らない技術の大家、嶋津良智。累計90万部のベストセラー『怒らない技術』『子どもが変わる 怒らない子育て』(ともにフォレスト出版)をはじめ、著書多数。多くの人々に、分かりやすく感情のコントロール方法を教え、不要なイラオコから救っている。
 
 
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取材・文 前田陽子 写真 サカイク編集部

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