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【第8回】子どものメンタル、親のメンタル -「監督やコーチに対して"やってはいけない"こと」

公開:2010年12月29日 更新:2012年2月28日

キーワード:メンタル自立親子のメンタル

■保護者が監督やコーチに対して"やってはいけない"こと このコーナー第八回目は、講師のメンタルトレーニング・コンサルタント、大儀見浩介さんに、「保護者が監督やコーチに対してやってはいけないこと」についてお話しをお聞きしていきます。

「保護者の熱意が高まるに連れて、監督やコーチの領域に足を踏み入れてしまうことがあります。今回は保護者の方が"監督・コーチに対してやってはいけないこと"について、話をしたいと思います。

【その1:子どもの売り込み】
まず一つ目の"やってはいけないこと"が、"子どもの売り込み"です。"うちの子はこんなにがんばっているんだから、試合に出してあげてください"と、指導者にアピールをしたくなる気持ちもわかりますが、選手起用は指導者の領域です。監督には監督の考えがあって、選手を使うか、使わないかを決めています。試合に出られない子は何か理由があるわけで、まずはその理由に気がつくことが大切なのです。 日々、努力をして上達すれば、試合に出るチャンスは必ず回ってきます。試合に出る権利は子どもが勝ち取るものであって、親が進言するものではありませんよね。

【その2:監督やコーチを家に招待したり、贈り物をする】
それに関連して、二つ目の"やってはいけないこと"は、"迷惑を省みずに、監督やコーチを家に招待したり、贈り物をすること"です。家に招待して"うちの子はこんなに練習したんですよ"とアピールをしたり、贈り物をして、自分の子どもに目をかけてもらおうとする保護者もいます。また、保護者にその自覚がなくても、結果的に子どもの売り込みになっている場合もあるので、気をつけたいところです。

【その3:試合中のアドバイス】
三つ目の"やってはいけないこと"は"練習や試合中に監督・コーチを差し置いて、自分の子どもにアドバイスをすること"です。保護者が監督・コーチの指示とは違うアドバイスをすると、子どもはどちらを信じてプレーすればいいのか、混乱してしまいます。 技術があり、高い能力を持ちながら伸び悩んでいる選手の中には、保護者のコーチングが熱心なあまり、指導者と保護者の間で板挟みになり、プレーに迷いが出てしまうケースもあるのです。グラウンドでは監督・コーチにすべてを任せ、保護者の方は子どもが自発的にプレーできるようにサポートをしてあげてください。それがサッカーをする子を持つ親の心構えとして、もっとも大切なことなのだと思います」

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