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【レポート】サッカーノートの書き方講座 開発者の藤代さんから直接指導を受けた子どもたちの反応

公開:2024年7月 4日 更新:2024年7月12日

キーワード:しつもんメンタルトレーニングサカイクサッカーノート大東JFC大東ジュニアフットボールクラブ藤代圭一

先日、サカイクに賛同して活動している大東ジュニアフットボールクラブ(以下、大東JFC/島根県)が、「池上カップ」を開催しました。

その前日に、サカイクサッカーノートの開発者であるしつもんメンタルトレーナーの藤代圭一さんをゲストに迎え、サカイクサッカーノートの書き方講座を行いました。

講座には、大東JFC以外にも池上カップに参加する出雲南FC、FCドミーニ、赤名FC、四絡FCの選手80名弱が参加しました。

それを受けて池上カップ後に書いた内容に変化が現れたのか、チームの代表である横山武志さんと選手たち、藤代さんに聞いてみました。

 

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イベント前日のセミナーには大東JFC以外の選手たちも参加 総勢80名が受講した

 

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■書いた方が良いのは分かるけど、何を書いていいか分からない

今回の書き方講座を行ったきっかけは、昨年FCドミーニが開催した池上カップで横山さんがサカイクスタッフにドミーニの選手がサッカーノートを見てもらっている光景を目にしたことでした。

「サッカーノートって、書いた方がいいよとみんな言うけど、書き方とか教えてないし、実際何を書いていいかわかんないわけですよ。だから、今回のイベントに来ていただいて直接子どもたちに話してもらえたらと思って」

ということでオファーをして実現したとのこと。

「藤代さんのセミナーを受けて、1行でもいいから『なんかこれ昨日教えてもらったな』ってことが書けたらOKなんです。それがノートを書く習慣になったりとか、サッカーノートの一歩目になってくれたら十分」と横山さんは語りました。

 

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■子どもたちが本音を出せる環境を大人が作る

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前日のセミナーで学んだことを実践してきた大東JFCの選手たち

 

今回子どもたちに直接接してサッカーノートの書き方を伝えた藤代さん。

「書いている量じゃなくて、頭の中にあることがノートに表現できているかで見るんです。そういった点では、対面の方が対話しながらその子を理解できるという利点を感じますね」と感想を語ってくれました。

一人ひとりを知ることで、その子が何を大切にしているかが分かり、プレー中の考えなども理解できるようになります。

中には自分の本音を書くのが恥ずかしくて、本当は「プロになりたい」と思っているのに隠す子もいます。

藤代さんはそういった子どもたちの心情にも理解を示しながら、「自分の夢を誰かからそんなの無理なんて言われる筋合いはないし、何も恥ずかしがる必要もない」と言い、子どもたちが本音を出せる環境を周りの大人が作らなければならない、と語りました。

 

■実際受けてみた子どもたちの反応

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3人とも書き続けたら成長しそうだと語ってくれました

 

実際今回のセミナーを受けた子どもたちに話を聞いてみました。

せなくん(4年生)
「試合でどんなことがあったかノートで思い出せるから、次はこうしよう、って考えられる。サカイクサッカーノートを書き続けたら判断力のレベルが上がりそう」

そうしくん(4年生)
「今日の試合では周りを見てパスをすることが目標だったけど、自分だけでドリブルしちゃうことも多かった。サカイクサッカーノートは出来てないことを振り返って練習できるから、書いていればもっと上手くなると思う」

ことさん(4年生)
「セミナー参加して書くといいことがあるって思った。サッカーノートを書くときは、自分が『良いところ』だと思うところに丸をつけたり、分かりやすく書くようにしています。そうすると後で振り返りやすいから」

藤代さんのセミナーを聞いてみて、それぞれが手ごたえを感じたようです。

 

■練習で接していても見えない選手の考えが分かるようになった

日々の練習で接していても、1人ひとりの考えを全て把握するのは困難なもの。

大東JFCの横山さんも「実際こちらが思ってたのと違うことを書いてくることって結構あるんです。あ、こんなこと思ってたんだ、とか。それに気づけるだけでもノートを使っててよかったと感じる部分です」と言います。

口頭のやり取りだけでは伝わらない考えや気持ちが分かることで、練習のアプローチも変わります。

 

■まずは楽しく続ける! 学年が上がったら徐々に具体的なアドバイスを

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書いたノートを見てもらいアドバイスを受ける四絡FCの選手たち

 

サッカーノートを書くにあたって一番重要なのは「楽しく続けること」と藤代さんは断言します。

サカイクサッカーノートでは楽しく目標を立てて、楽しく振り返ることを提供しているので、楽しみながら続けて、高学年になったらより具体的にアドバイスをするのが良いそうです。

フィードバックの内容も、「うまくなるために努力しよう」などの抽象的な表現ではなく、どんなこと努力しようかとか、どれくらいやろうかとか、いつやろうか、といった形でより具体的にイメージできるように質問形式で選手に伴走することが大事だと語ってくれました。


サカイクサッカーノートには質問が設定されているので、それに沿って書ける内容になっています。ですので、これまでサッカーノートに何を書けばいいか分からなかった子どももスムーズに書けるようになります。

ノートに書くために練習や試合で何があったかを記憶する癖もつくので、振り返りの習慣もつきます。

楽しみながらサッカーが上手くなるサカイクサッカーノート、みなさんのお子さんにもどうですか? チームでの導入もおすすめです。

 

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