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インタビュー

2018年9月28日

「どんな練習をすれば上手くなるの?」憧れの阪口夢穂選手に子どもたちがインタビュー

キーワード:なでしこジャパンなでしこリーグキヤノンガールズエイト日テレ・ベレーザ阪口夢穂

今年で5年目を迎える「キヤノン ガールズ・エイト 第16回JFA地域ガールズ・エイト(U-12)サッカー大会」。この大会は、男女一緒に活動することが多い小学生から女子チームが中心となる中学生年代へのステップとして、全国の小学6年生の女子選手全員の目標となる大会と位置づけられています。

この大会が地域トレセン大会として行われているのは、キヤノンガールズ・エイトに向けて、各都道府県で定期的に女子トレセンが開催され、多くの女子選手たちが集まる機会が増えます。女子サッカー全体にとっては、選手の育成のみならず普及にとっても良い効果が表れています。

「中学に行ってもサッカーを続けたい」「将来はなでしこジャパンに入りたい」。そんな想いを抱いてサッカーを続けている選手も多いはず。そこで前回に引き続き、夏目真凛(なつめ・まりん/大森フットボールクラブ)選手と小島世里(こじま・せり/バディフットボールクラブ)選手がなでしこジャパンの阪口夢穂(日テレ・ベレーザ)選手にインタビューを実施。

憧れの選手登場に緊張しきりの前編でしたが、後編では、さらに質問をぶつけていきます。プレーの話や、ワールドカップの話そして、音楽の話もなど話題は膨らみます。

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■サッカー人生の中で一番嬉しかったのはやっぱりあの瞬間

小島世里(こじま・せり)選手(以下、小島) どういう練習をしたら、パスは上手くなりますか?
阪口 難しいプレーをやろうとするよりも、まずは基本的なことを当たり前にできるようにすることが大事。だから小さい頃は、止める、蹴るを徹底的に練習していた気がします。どんなボールもちゃんと止められて、どんなボールもちゃんと蹴れる。とにかく基礎が大事だよ。

小島 試合前に必ずやることはありますか?
阪口 ルーティーン的な? なんだろう? これは絶対にやるというのは特にないけど、音楽を聞いてリラックスして挑むことが多いです。ミスターチルドレンってバンド、知ってる?

小島 分からないです......。
阪口 えっ! 世代が違う(苦笑)。ミスチル知らないんだ......。誰が好きなのかな?  私はミスチルさんが好きなので、試合前は絶対にミスチルさんの歌を聞いて、リラックスしてから試合に臨みます。家に帰ったら、「ミスチル」を検索してみてね(笑)。良い曲ばかりだから。

夏目 サッカー人生で一番嬉しかったことはなんですか?
阪口 やっぱり、2011年のFIFA女子ワールドカップ優勝かな。優勝できるなんて思ってもみなかったから、あの時は本当に嬉しかったです。夢か、現実か分からないくらい興奮したし、あの瞬間、表彰台に上がって、「シュッパーン」ってテープや紙吹雪が飛んでくるのをもう一度味わってみたいな。

夏目 子どもの頃の夢は何でしたか?
阪口 卒業文集にはサッカー選手って書いていたと思います。当時はそこまで女子サッカーが盛んでもなかったし、周りには「何言ってんねん」と思われていたかもしれないけど、なりたいという気持ちは強かったですね。でも実際は、遠い未来を考えるよりも、目の前の目標をひとつずつ越えて行くことを考えていました。将来こうなろうというより、次の大会で優勝しようとか、次はこれを頑張ってみようとか、ひとつずつ乗り越えていくなかで、サッカー選手になることができたのだと思います。もちろん、夢は持っていたほうがいいけど、「来月の試合ではこんなプレーがしたい」とか身近な目標を持ってそれを達成する体験を積むことも大事だと思います。

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小島 どんな子どもだったんですか?
阪口 小学生の時は、女の子の友達はあまりいなくて、男の子とばかり遊んでいましたね。チャイムが鳴ったらボールを持って、サッカーしたり、ドッジボールをしたり。勉強は、まあまあ、それなりに......という感じでしたが(笑)。中学校の時は、サッカーをするために電車で1時間くらいのところまで通っていたんで、大変だったですね。帰りも遅いので、へとへとになったけど、勉強もしっかり頑張っていましたよ。2人も中学生になったら、サッカーも勉強も、両方頑張ってね。

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(中学の時のチームは)自宅から遠かったけれど、実際にサッカーのレベル、チーム雰囲気などを見て「このチームでサッカーをしたい」と決意して進路を決めたと教えてくれた阪口選手。


まだ中学ではどこでサッカーをするか決めていないという2人に「可能であれば、実際に見学に行ったり練習体験に参加してみて、自分に合いそうだな、ここでサッカーしたいなと思えるところに進んでほしいですね。それが一番サッカーを楽しめるし、伸びると思います」とサッカー人生の先輩としてのアドバイスを授けてくれました。

終始、緊張気味だったけど目をキラキラさせながら質問をしてくる子どもたちに、自分の昔の姿を思い出しながら経験談を答える阪口選手。大きな夢も大事だけど、諦めず目標を一つ一つ叶えていくことの大切さを、後輩たちに伝えていました。

インタビュー会場には、我が子の成長を見守り支える夏目選手、小島選手のご家族も同席され、娘のインタビューをしている姿にドキドキし、ワールドカップ優勝経験をした一流選手の話に、同じように耳を傾けていました。

緊張のインタビューを終えた2人は、充実した表情で次のように感想を語っています。「参考になりました。特に感謝という言葉が印象に残りました」(小島選手)「いろんな話を聞けて良かったです。これからのサッカーや生活に役立てていきたいです」(夏目選手)

憧れの選手と夢のような時間を過ごした2人は、サッカーに対する想いを今まで以上に強くしていたようでした。

~緊張のインタビュー前編はこちら~

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未来のなでしこプロジェクト
キヤノン ガールズ・エイト
開催日・結果など詳細はこちら>>

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