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健康と食育

2017年8月24日

試合前日の食事はパスタがいいって本当? 血糖値を上げない食べ方が大事なワケ

キーワード:エネルギー低GI体を大きくする栄養素血糖値食育

みなさんは「試合前日はパスタを食べるといいらしい」という説を聞いたことはありませんか。
 
米やパンよりも早くエネルギーになり、得たエネルギーが持続するのでスポーツ選手は試合前に摂取しているらしい……という話を耳にすることもあり、パスタはサッカーと相性がいいイメージが強いかもしれません。パスタの栄養や摂取のメリットについて、元日本オリンピック委員会強化スタッフで、現在はアスリートや企業の栄養アドバイザーであり、WATSONIA代表の管理栄養士の川端理香さんにお話を伺いました。
 
今回は「パスタと血糖値の関係」をご紹介したいと思います。(取材・文:小林博子)
 
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■パスタは優秀な低GI食品

パスタは小麦粉からできています。つまり、栄養素的には脳や筋肉のエネルギー源となる「糖質」となります。
 
サッカーというハードなスポーツをする子どもは、エネルギー消費量がかなり多めです。まずは消費したエネルギーを補充するために、糖質をしっかり摂ることが大切です。
 
体を維持するために必要なエネルギーがあって初めて、カルシウムやタンパク質などの栄養素は体の成長に使われるというわけです。パスタも糖質の一種。まずはエネルギー源であることを心得ておきましょう。
 
パスタの原料である小麦粉は米よりも消化吸収が早く、油を使ったり、高カロリーなソースとともに食べることが多いため太りやすいイメージもあるかもしれませんが、川端さんによるとGI値といって血糖値を上げる度合いを表す数値が油と一緒に摂取することで低くなるといいます。
 
「パスタを食べるメリットは、いろいろありますが、血糖値の上昇率が低いというのは着目すべきポイント」と川端さん。成長期にある子どもの食事で血糖値を意識する意味について、詳しく聞きました。
 

そもそも、「血糖値」とは

血糖値とは、血液の中に含まれるブドウ糖(血糖)の数値です。穀類、イモ類、果物や砂糖などの「糖質」が元となり、食事後に消化吸収されてブドウ糖になって血液に入り、活動するためのエネルギーとして全身に運ばれます。通常の状態では血糖値を下げるインスリンと上げるグルカゴンなどのホルモンの作用によって調節されています。
 
血糖値には1日の中で数値が変動する空腹時血糖値と食後血糖値というものがあり、食事を摂ると一時的に数値が上がり、時間が経つと下降していくという波を繰り返しているものですが、その波が急激すぎると心や体に不調を及ぼしたり、肥満体型の原因にもなってしまうのだそうです。
 
近年「糖質制限」や「低糖質ダイエット」という言葉を見聞きすることがありますが、これも血糖値の上昇と下降の波の幅をおさえるために糖質の摂取量をおさえるという方法です。
 
次ページ:子どもは血糖値を上げすぎないほうがいい?

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文:小林博子

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