健康と食育

2011年1月20日

【第7回】Let's ショクイク!-『寒い冬は"鍋"を味方に!:その2』

「体調管理がむずかしい冬、そしてつい同じものばかり食べしまう冬こそ、栄養バランスにすぐれた「鍋」というすばらしい料理を食べさせてあげるべきでしょう」

<<ミニレシピ-冬の夕食におすすめの鍋>>
【ほうれん草と豚肉の常夜鍋(※1)】

土鍋にだしを入れて(大人の場合はお酒を入れてもおいしいです)長ねぎやキノコ類を入れて火を通し、しゃぶしゃぶ用豚ロース(※2)とほうれん草(※3)を直接しゃぶしゃぶのように食べる鍋です。ほうれん草のような色の濃い野菜には、体内で必要に応じてビタミンAに変わるβカロテンやサッカー選手にとって強い味方のビタミンCが豊富に含まれています。そのほうれん草をふんだんに食べられるこの料理、今までほうれん草が苦手だった子どもがほうれん草好きになるかもしれません。

  1. ※「常夜鍋」の意味は、"毎日食べ続けても飽きないほど美味しい鍋料理"から来ているそうです。
  2. ※ ほうれん草に含まれるβカロテンは脂溶性なので、その吸収を高めることを考えて、豚肉はあえて脂質のあるロース肉にしました。
  3. ※ アクのない生食用のサラダホウレンソウがおすすめ。もし手に入らなければ、普通のものでも構いませんが、ややアクっぽくなったりする可能性もあるので、硬めにゆでて使った方が良いかもしれません。


久保田尚子さん//
FC東京 栄養アドバイザー
JFLの東京ガス時代から食事や栄養面をコントロールし、選手が最高のパフォーマンスを発揮できるようチームをサポートし続けている。

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