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子どもの最高のプレーを引き出す!試合前に親子でできる2つのトレーニング

公開:2016年4月25日 更新:2023年6月30日

キーワード:ウォーミングアップトレーニングメンタル親子でできる試合前

 

■試合前に実践したい!子どもの最高のプレーを引き出すイメージトレーニング

 
以下は、再び小田桐さんとユウヤ君のやりとりです。少しスペースがある場所に移動しています。
 
小田桐さん「まずユウヤ君がこれまでの試合での最高のプレーはどんな身体の動かし方だったのか、実際にその流れをやってみよう」
 
ユウヤ君が、ゴール前でステップを踏んで左足を振り抜くような動きを見せます。以前、強豪チーム相手に決めたお気に入りのシュートシーンです。
 
小田桐さん「その時の身体の感覚はどうだった?」
ユウヤ君「両足が軽くて、足が振り抜ける感じ」
小田桐さん「そのときの感覚に近づくために、どんなウォーミングアップをすればいいかな?」
ユウヤ君「まず、腿の裏と……あとは足首をほぐせばいいと思う」
小田桐さん「普段はそういうことを意識してほぐしたりしている?」
ユウヤ君「なんとなく少しだけ」
小田桐さん「それを普段からもっと意識しながらウォーミングアップをすると、よりいい身体の状態で試合に臨めると思います。毎回PQマップを書かなくてもいいから、身体の調子のいい部位、悪い部位をよく意識しながら試合の準備をするようにしてくださいね」
 
小田桐さんが大事なポイントとして挙げるのは「自分の身体と対話ができるようになる」ということです。
 
自分自身の身体と対話ができる代表格の選手といえば、メジャーリーガーのイチロー選手でしょう。イチロー選手は試合前、入念なウォーミングアップのなかで、その日の身体の状態を敏感に感じ取りながら、少しでも最高の状態に近づけるために“身体と対話をしながら”試合前の準備を着々と進めているのです。
 
「自分自身の身体と対話ができるようになれば、(あのときの身体の状態がこうだったのだから)今日もしっかり足が振り抜ける感じがする! という感覚や最高のイメージがわきやすくなっていきます。それもこれも、日頃から身体への感覚を敏感にすることからすべてが始まるのです」
 
最高のプレーを再現するためにも、まずはPQマップを習慣化し、自分の身体と対話ができるようになるまでしっかり取り組んでみましょう。
 
 
小田桐 翔大
株式会社FLYHIGH 代表取締役(メンタルコーチ / ファシリテーター)
1985年青森県生まれ。中学校・高校は岩手県にて野球部に所属。筑波大学体育専門学群ではバスケットボール部に所属し、全国ベスト8を経験。 (株)JTB法人東京にて、法人営業・添乗員を4年間担務。2013年1月にアスリートの力になりたいという想いでメンタルコーチとして独立。
ソチ五輪リュージュ日本代表選手、ラート日本代表チームのメンタルコーチや日本郵便株式会社の企業研修など幅広く活動。2016年3月に法人化し、株式会社FLYHIGHを設立。東京を拠点にメンタルコーチング・チームビルディングプログラムを提供している。ホームページはこちら
 

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取材・文 杜乃伍真

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