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親子でチャレンジ

2015年6月12日

コップを落としても怒らないで!子どもは失敗をして成長する

キーワード:コミュニケーションドイツ親子

■チームで価値観を共有できる仲間を見つけよう

それにしても、それこそ時間があれば毎日のようにグラウンドに顔を出すアンディですが、「ボランティアしてやっているんだ」というそぶりは全く感じさせません。ボランティアとは「無償でやっている」こととイコールではないですし、自己犠牲精神を強いることでもないのです。「誰かを支える、助ける存在でありたい」と願う自分とその思いを発揮できる居場所があることが、すでに幸せなのだと。
 
そしてサッカーは大切だけど、仕事や家族はもっと大事です。ある日、仕事やチームのことにストレスを抱えていた時に「アンディだったらどうする?」と聞いたことがあります。
 
「家族だよ、キチ。お前も俺も仕事がありながら、毎日のようにグラウンドにいるよなぁ。そんな俺たちを理解してくれている家族の存在が一番大事なんだ。疲れたり、ストレスを抱えたら、家族とゆっくり過ごすことが大切だと思うよ。そして妻への感謝を忘れてはいけないんだ。お互い支えあって、自分の存在を確認し合えるから、俺達はやっていけるんだよ」
 
やらなければならないことが重なると、大切なことの優先順位が曖昧になることがあります。そうした時こそ、自分にとって大切なものとはなんだろうとじっくり考える時間を持つことが必要なのではないでしょうか。自分の家族を大切にすることなく、どうして他の家族の子どもを預かり導くことができるでしょうか。アンディもクラブの他の人も、ぼくが家族を理由に練習を休んでもすんなり受け入れてくれます。逆に、例えばぼくの子どもが風邪を引いても練習に来たりすると、「なんでくるんだ?」と怒ってくれることもあります。そういうことなんです。
 
「プロだから、アマチュアだから」ではなく、価値観を共有することができ、その中で自分の居場所があることが素晴らしい。人としてお互い尊敬し合えるパートナーと一緒に、同じ目標に向かって選手と共に励んでいく。この場所と時間がぼくにとっての「サッカー」です。そんな場所と時間が、皆さんにもきっとあるはずですよね。

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取材・文 中野吉之伴

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