親子でチャレンジ

2011年5月 8日

お父さん・お母さんも一緒にチャレンジ!!『サッカーノートの書き方』(1/2)

《サッカーノートの書き方》

それでは、実際にノートに書く内容について、説明したいと思います。基本的に、ノートはあなたのものですから、何を書いてもOKです。思いつくまま、自由に書いてみましょう。それでも、何を書いていいかわからない・・・。という人がいたら、まずは次の事柄から始めてみましょう。

  1. 目標とそれに対する取り組み
  2. 練習、試合での出来事(うまくいったこと、いかなかったこと)
  3. プレーのアイデア、テレビで見たプレー など...

まずは1の「目標とそれに対する取り組み」について。 みなさんには目標があると思います。レギュラーになる、試合で勝つ、大会で優勝する、選抜に選ばれるなどなど。それらの目標を達成するために、何をしたのか、何をすればいいのかを書きましょう。目標を達成するためには、目標を常に意識することが大切です。

2の「練習での出来事」は、うまくできたことや、うまくいかなかったことについて、書いていきましょう。うまくできなかったことは、「なぜ、うまくできなかったんだろう」と、理由を考え、次に繰り返さないよう、改善点を記していきましょう。ポイントは勝ち負けなどの結果ではなく、そこにいたるまでの過程を意識することです。「なぜ勝てたのか」「なぜ負けたのか」など、なぜ? を発展させましょう。

3の「プレーのアイデア」、「テレビで見たプレー」を書くことは、イメージトレーニングになります。人間はイメージができなければ、身体は動きません。プレーのアイデアを繰り返し書くことで、試合中に「あのプレーだ!」と思い出し、とっさに出ることもあります。あこがれの選手のプレーをマネするときにも、書くことは効果的です。これをメンタルトレーニングの専門的な言葉で「モデリング」といいます。

さて、ここまではサッカーノートの効果と書き方について、話をしてきました。次回はノートを書くときに気をつけること、書き方のコツをお伝えしたいと思います。

**編集部より**
このサッカーノートを書く方法は、サッカーから仕事や家事(日常生活)などに視点を変えると、お父さん・お母さんも実践できる簡単なイメージトレーニングにもつながります。「お父さんはこんなことを書いてみたよ」と話したり、交換日記風にアレンジしたりと、子どもたちと一緒に取り組んでみると、世界に一冊しかない"我が家のサッカーノート"が生まれますよ!!

取材協力/大儀見浩介氏『サッカーノートセミナー』より
取材・文/鈴木智之

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