本・書籍

2013年11月15日

ジャポネス・ガランチード―日系ブラジル人、王国での闘い

 
<内容>
セルジオ越後、ネルソン吉村、ジョージ与那城。
彼らを代表とした日系人選手のほかにも、サッカー王国・ブラジルで『サッカーがヘタ』な日系人(日本人)=ジャポネスとして偏見の目で見られながらも、自身が持つ技術を武器にして、王国で立派に闘ってきた日系ブラジル人たちが数多くいた。
 
ブラジルでは誠実な日系移民の代名詞として「ジャポネス・ガランチード(保証付きの日本人)」なる言葉が言われてきたが、サッカーにおいての“ジャポネス”は「サッカーがヘタな日本人」に対する偏見や皮肉を表すスラングでもあった。それに対して数々の日系人やブラジルに渡ったカズらが、偏見を払拭すべく奮闘してきた。
 
著者が2002年からのブラジル滞在中に取材し、蓄積した日系人(日本人)とブラジルサッカーの物語をまとめた珠玉の一冊。来るべき2014年ブラジルW杯を前に読んでおくべきものである。
 
<コンテンツ>
第1章 偏見と闘いながら檜舞台を夢見る男たち
第2章 日本人移民が作ったジャポンFCとミカド運動倶楽部
第3章 日系ブラジル人選手、王国での闘い
第4章 日系二世の限界と南米各国の日系人事情
第5章 セレソンへの夢、再び
 

 

1

関連記事

関連記事一覧へ