今回は、なでしこJAPANの元ヘッドコーチ望月聡さんのトレーニングのひとつを見てみましょう。メニューの内容もそうですが、望月さんの声掛けにも注目してみてください。
「みんな試合のとき、どうやって(ボールを)もらう?」「なかでボールをもらう人はなるべく早くパスしようといったよね。じゃあそのためにどんな工夫する?」「いま、パスして反応してくれなかったよね。なんでだと思う?」
これが、選手たちに考えさせる声掛けです。このトレーニング動画で実践している選手たちは、あなたのお子さんよりも年齢が高く理解する力も備えています。あなたのチームの子どもたちには、どんなメニュー、どんな声掛けが効果的でしょうか? ただトレーニングを真似するのではなく、自分が指導するチームの子どもたちに合わせてどうアレンジしていくかが、コーチの腕の見せどころです。
■やり方
ピッチの端のほうでボールを受けたらピッチ中央の選手にパス、ピッチ中央でボールを受けたらピッチの端にいる選手にパス
■ポイント
1.状況を見ながら広がりなどを考えて入る位置を変える
2.試合をイメージした「ボールを受ける際の動き」でおこなう
3.中で受けたらなるべく早くパスを出す
4.パスを出すときは受け手の受ける意思を確認する
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