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蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~

男子による女子への集団いじめをどうするか問題

2017年2月15日

男子チームで唯一の女子が、試合に負けると「お前のせいだ」と言われたり集団で嫌がらせをされている。コーチには相談したけど状況が変わったように見えない。この場合、親としてどんな対応をしたらよいでしょうか。
 
自身もサッカー少年少女の母として子育てした経験を持つ、教育・スポーツジャーナリストの島沢優子が、読者の悩みに答える『蹴球子育てのツボ』。今回は、男子チームでプレーする娘へのいじめに悩むお母さんの質問にお答えします。(文 島沢優子)
 
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<<コーチが2軍ほったらかしの実態を動画で告発したい問題
 
<サッカーママからの相談>
現在小学3年生の女の子で年長から現在のチームでサッカーをしています。チームに女の子は1人です。
 
最近、試合に負けた後トイレで泣いていたので話を聞いたら、負けたのはお前のせいだとチームの半数以上から言われたと泣いていました。
 
ただ話しを詳しく聞いてみると、3年生になってから試合に負けたり、点を取られると責められていたらしく、ずっと我慢していたみたいです。夏場以降だんだんエスカレートしてきて同じチームになると、「あっち行け」「消えろ」「(おまえに)パスは出さない」「チームやめろ」など言われるようになってきています。
 
一度コーチには3、4カ月前に相談したのですがいっこうに変わらず、もしくはひどくなってきています。
 
ただし、本人は辞めないと言ってます。親としてはもう集団で嫌がらせをされているのでいじめではないかと思っています。どうすればいいのかわからなくて、相談させていただきました。
 

■まずはもう一度コーチかクラブの代表に相談を

小学3年生の女の子が、男子にまじって必死にボールを追いかけている姿が目に浮かぶようです。いじめられても「やめたくない」と頑張る娘を前に、親御さんも切ないですね。なんとか解決したいものです。
 
まず、もう一度コーチの方と、もしくはクラブなり少年団なりの代表の方も交えてお話をしてみませんか?
 
「コーチに3、4カ月前に相談した」とありますが、それは一回だけでしょうか。何度も話し合われたのか。そして、具体的に「こうしてほしい」というオーダーを出されているでしょうか。有料のクラブならいじめ対応は当然ですし、少年団などのボランティアコーチであっても、このような問題には対処しなくてはなりません。
 
ですので、ぜひもう一度、娘さんのためにお話ししてください。
 
コーチにお願いするのは、いじめた子ひとり一人と面談し、彼女に向かって発した言葉と、なぜそのようなことを言ってしまったのか理由を尋ねてもらいます。例えば「だって、A子ちゃんは下手だから」と言えば、では、下手だからそのような言葉を言っていいのか?どう思う?といった話をしてもらってください。そのポイントは以下の三つです。
 
1.暴言やいじめは仲間をリスペクトしていることにならないこと。
2.集団でのいじめをするような人間にサッカーをする資格はないこと。
3.小さくてもサッカー選手。スポーツマンシップを持たなくてはならないこと。
 

■「面倒なこと」と簡単に処理しない

こういった集団いじめが起きると、大人は全員を集めて「いじめはいけません」とか、「このなかでいじめた人?」と挙手させ、被害者に謝罪させたり、罰を与えて終わりにするなど、表面的な対処で終わってしまうことが多いようです。
 
何より、そういったいじめのようなチーム作りの過程でネガティブなことが起きると、大人たちは「面倒なことが起きちゃって」とよく言いますね。ですが、面倒なことが起きたときに、それを学びに変えて成長させるのが大人の役目です。また、現在のようなストレス社会で生きる子どもたちに面倒なことが起きないほうが、逆におかしいことだと私は思います。
 
加えて、そのチームを一度外から見直してみてください。勝つことばかりにとらわれていないでしょうか?子どもがサッカーを楽しむことを最優先に考えたチームでしょうか?コーチから子どもたちに「何やってんだよ!」とか「へたくそ」といった暴言が投げられてはいないでしょうか?
 
もし、そのようなチームであれば、プレーしている子どもは自分でも気づかないストレスにさらされています。怒られたくないし、コーチに承認されたいがために、自分にとって有益でない仲間に対し「あっち行け」「消えろ」「(おまえに)パスは出さない」「チームやめろ」といった暴言を吐いてしまう。つまり、ストレスのはけ口にしてしまいます。
 

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あなたが抱えるお悩みに、先輩サッカーママ島沢優子がお答えします!

※相談の文言をご紹介させていただくこともあります。その際はプライバシーには配慮します。

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文:島沢優子

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