あの香川真司が所属するマンチェスター・ユナイテッドのメソッドが学べる！日本にいながらにして、マンチェスター・ユナイテッドのエッセンスを味わうことのできるチャンス。ということで、広島は３月22日（金）～24日（日）と３月26日（月）～28日（水）、横浜は３月30日（土）・４月１日（月）～２日（火）、東京では４月３日（水）～５日（金）に行われた「マンチェスター・ユナイテッド・サッカースクール」のファイナル、東京スクールに潜入。スクールダイレクタ―のケヴィン・オコンネルさんにお話を伺いながら、ここでしか感じることのできない「フットボールの本場」の雰囲気を体験してきました。

 

 

　ラインアン・ギグス、デヴィッド・ベッカムをはじめとする“ファギー・ベイブス！（ファギー＝ファーガソン監督の子どもたち）に代表されるように、マンチェスター・ユナイテッドは伝統的に若手育成の優れたクラブとして知られています。若かりし頃のクリスチアーノ・ロナウドがその才能を見込まれて入団、ユナイテッドでその頭角を現したことでも有名です。その世界を代表するビッグクラブが日本でスクールを開きました。

 

　今回参加したのは８歳から15歳までの選手たち。年齢に応じて６つのグループ分かれて３日間のトレーニングに取り組みます。

 

「マンチェスター・ユナイテッドは若くて才能のある選手を育てるのがとても上手いクラブだと自負しています」

 

スクールダイレクタ―として今回の日本でのスクールを仕切るケヴィンコーチは、こう切り出しました。

 

「スクールに参加したみなさんに感じて欲しいのは、私たちのクラブのエッセンス。エキサイティングで攻撃的なフットボールです」

 

　香川真司選手が活躍していることでも知られるマンチェスター・ユナイテッドはチャンピオンズリーグ優勝３回を数える世界的ビッグクラブ。スクールでもトップチームの選手が普段行っているトレーニングや、トップ選手たちのテクニックを学べる内容が盛り込まれています。

 

 

「ファン・ペルシーのようなトラップ、香川のような反転、ファーディナンドのようなディフェンス、ギグスのようなドリブル・・・・・・。マンチェスター・ユナイテッドの選手たちを強く意識して動き、彼らがどんなトレーニングをしているかを知ってもらうことで、少しでも成長してほしいのです」

 

　ケヴィンコーチの片手にはタブレット端末があり、その中には現役選手たちの写真やプレー映像、特徴的な動きが収録されています。

「これを参加してくれた選手たちにも見てもらって、イメージを膨らませるんだ」

 

　３日間のスケジュールのなかで座学の時間を適宜とるのもこのスクールの特長。選手の映像だけでなく、感想や学んだことの復習などもしっかり行います。

 

 

ホスピタリティにあふれ"サッカーの楽しさを感じさせる" マンチェスター・ユナイテッド・サッカースクール②＞＞

 

 

大塚一樹（おおつか・かずき）//

育成年代から欧州サッカーまでカテゴリを問わず、サッカーを中心に取材活動を行う。雑誌、webの編集、企業サイトのコンテンツ作成など様々 な役割、仕事を経験し2012年に独立。現在はサッカー、スポーツだけでなく、多種多様な分野の執筆、企画、編集に携わっている。編著に『欧州サッカー6大リーグパーフェクト監督名鑑』、全日本女子バレーボールチームの参謀・渡辺啓太アナリストの『なぜ全日本女子バレーは世界と互角に戦えるのか』を構成。

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