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サッカー少年の間でも流行中!成長過程の子どもがリュックを背負う2つのメリット

2016年1月 6日

キーワード:ナイキバッグ姿勢小学生成長

サカイク編集部で「あなたのお子さんは肩掛けバッグ派? リュック派?」という趣旨のアンケートを実施したところ、多くの子どもたちがリュック派であることがわかりました。
 
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その理由の大半を占めたのが「安全だから」。当然ですが、登校や下校、自転車などに乗るときに、リュックであればもし転倒しても両手が空いていれば安全というのは一つのメリットといえるでしょう。(取材・文 杜乃伍真 企画協力 ナイキジャパン)
 
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■発育過程の子どもにリュックが適している2つの理由

じつは、リュックを普段使いするメリットには「安全であること」のほかにも、発育過程の子どもの身体にとってプラスに働くことがわかっています。サカイクキャンプにトレーナーとして帯同してもらっている株式会社国際スポーツ医科学研究所代表で、JASA公認アスレティックトレーナーの金成仙太郎さんは、リュックを普段使いする際のメリットをこう挙げます。
 
1.左右のバランスの良い姿勢を維持しやすい
2.力のない子どもにとって効率のよい運び方ができる
 
「まだ小学生くらいの子どもであれば、筋力や骨格などはこれから発達していく時期にありますが、この時期に左右のバランスの悪い姿勢が原因となってケガに繋がるようなことがあると、発育過程の身体に左右差が出てしまうことがあります」
 
これが、金成さんが肩掛けバッグではなく、身体の左右のバランスを保つことができるリュックを勧める理由です。
 

■肩掛けバッグのデメリット

金成さんは、肩掛けバッグを普段使いするデメリットをこう指摘します。
 
「肩掛けバッグの場合、子どもが学校へ登校するときや家に下校するときに5分から10分程度ならば問題ないかもしれませんが、1時間ほどの長時間となると手が痛くなったり、肩が痛くなったりすることもあるでしょう。たとえば、筋力のあまりない子どもが右肩に重たい荷物を長時間持ち続けていると、身体の重心は右に傾いて引っ張られます。そうすると身体には左のほうに力を入れてバランスを保とうとする作用が働くのです。そうすると、左側の背中の筋肉に筋緊張が走ったり、体幹周りの筋肉に緊張が走ったりした結果、その部位の筋肉が硬くなって血流の流れが悪くなりますし、そういう生活を続けることで身体の左右差が出てきて姿勢が悪くなったりするのです」
 
負担がかかっているのは身体の一部だから大丈夫だろう――。そんな甘い考え方は禁物です。身体の各部位は全体に繋がっていて、結局は、一箇所のバランスの悪さが身体全体に悪影響を及ぼすことになりかねないのです。
 
「背中の筋肉は、身体の中枢にある骨盤にくっついているので、たとえば、右肩に引っ張られるようにして左の背中に筋緊張が走ると、同時に骨盤が引っ張られてしまうので、骨盤に左右差ができてしまうこともあります。もし骨盤が傾いてしまえば、骨盤に接続している股関節の動きにも影響が出ますし、そうなれば下肢にも影響が出ることにもなります。となると、サッカーのパフォーマンスの低下にもつながりかねないのです」
 
だからこそ、左右のバランスの良い姿勢を維持しやすいリュックがオススメなのです。リュックであれば、「まだ筋力のない子どもが効率のよい運び方ができる」というメリットもあります。
 
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成長過程にある子どもが肩掛けバッグではなく、リュックを背負ったほうがいい理由を語ってくれた金成仙太郎さん
 

■リュックの中身は詰めすぎないで!

「片手に荷物を持っているときは、テコの原理と一緒で、遠くに物があればそれを維持するために反対側に大きな力を入れないといけません。だから、力を効率的に使うためには、できるだけ物が身体に密着していたほうがいいんです。私はよく腰痛の方に『荷物を運ぶときには身体に密着させて運んでください』と伝えています。これは子どもにも言えることですね」
 
また、金成さんは「リュックを使用するにしても、重たすぎる荷物を運ぶのは避けたほうがいい」と、こう続けます。
 
「背中の荷物が重たすぎると、子どもの筋力では支えることができず、背中を丸めないと歩くことができないような姿勢になりがちです。背中が丸くなっていると骨盤が後傾している状態になるので、骨盤と股関節の接続が悪くなり、下肢の動きにも影響が出てしまいます」
 

■子どものリュックは背中の材質が柔らかいものを選ぼう

最後に金成さんは「リュックを普段使いするにも、背中の材質にはこだわるべきでしょう」とこんな話をしてくれました。
 
「リュックを普段使いしながら歩くときに、背中の肩甲骨が固定されないように自由に動かせたほうが人間はバランスをとりながら歩くことできるのです。にもかかわらず、たとえば、リュックの背中の材質が固くて、歩くと肩甲骨が当たってしまって痛い、という状態になると、無意識に肩甲骨を固定したまま歩くようになってしまい、身体のバランスがとりにくくなってしまいます。なので、リュックの背中の部分の材質は柔らかいほうがいいです。
 
ランドセルも昔は背中が平坦なものでしたが、最近は肩甲骨の形にフィットするものになっていて、やわらかい材質でできています。それとS字カーブになっているものもありますね。身体に密着するようにできているので物を背負って運ぶときに効率よく力が発揮できる仕様になっているのです。あとは、走ったときにはリュックが左右に揺れるので、胸のベルトやウェストにベルトがあるタイプのほうが、物を運ぶリュックとしてはより効率的で安全なものと言えるかもしれません」
 

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取材・文 杜乃伍真 企画協力 ナイキジャパン

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