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親子でチャレンジ

夏休みに燃え尽き症候群になる⁉ サッカーばかりでなく家族の時間も大切に

2016年7月28日

キーワード:サマーキャンプ,休養夏休み子育て,スポーツペアレンティング

夏休みに入り、サッカー漬けの毎日を過ごすサッカー少年も多いのではないでしょうか?
 
サッカーに集中できる夏休みはお子さんのプレーが急激にレベルアップする機会ですが、あまりにサッカーばかりしていると燃え尽き症候群になってしまう可能性もあるそうです。
 
また、夏休みはサッカーに集中する機会ですが、同時にサッカー以外のことを経験するチャンスでもあります。アメリカの小学生年代のスポーツチームには、家族の時間を大切にする価値観が根付いていると言います。今回は、アメリカの取り組みや事例を参考に、夏休みのお子さんとの関わりかたについて考えていきましょう。(取材・文 谷口輝世子)
 
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■家族で時間を過ごすことを見越して、全体練習の時間を抑えているチームが多いアメリカ

先日の『サッカー合宿(キャンプ)に参加する子どもの親がチェックすべき5つのポイント』でも紹介したように、米国の夏休みは2カ月以上あります。米国の学校は9月はじまりのため、夏休みが終わると子どもたちは進級します。
 
アメリカの公立中学校や公立高校の運動部では、長い夏休み期間中、ずっと練習や試合をしているわけではありません。各州の高校体育協会や体育連盟の規則によって、新年度の公式戦へ向け、顧問(指導者)が立ち会っての全体練習の解禁日が決まっていることもあります。ですから、日本の子どもたちのように夏休みは毎日、学校の運動部で練習や試合で予定が詰まっているということはありません。中学校では夏休み期間はまったく部活動がないところも珍しくありません。小学生の学校外のスポーツでも、夏休みは練習や試合の頻度が、それ以外の時期と比べて低いのです。
 
だからといって、子どもたちはまったくスポーツをしていないわけではありません。運動部やチームとしての練習がないからといって、何もしないでいると他の部員やチームメイトから大きく遅れをとることになります。アメリカでは、チーム全体の練習がない夏休み中は個別で練習していかなければいけないのです。
 
子どものスポーツが組織化されるようになった1980年以降の傾向のようですが、こういった個別練習、自主練習の機会と指導を提供する民間業者が多く存在しています。そして、夏休み期間中の子どもたちにスポーツキャンプなどの練習の場を提供しています。
 
学校のコーチや普段所属しているチームのコーチとはちがうコーチに短所や長所を見てもらい、無理なフォームや効率の悪いプレーを改善していく貴重な機会です。また、ある程度の練習時間を確保することで、今までできなかった技術を身に着けられることもこういった民間業者による夏のスポーツキャンプに参加するメリットです。
 

■子どもには適切な休養期間が必要

米国でも、スポーツキャンプの申し込みは親が行います。長い夏休み中にひとつではなく、2つ、3つのキャンプに申し込むか。どのようなキャンプに申し込むのか。費用はどのくらいか。信頼できる業者か。子どもが小学生ならば、そのほとんどを親が調べて、手続きをしなければいけません。
 
子どもには適切な休養期間が必要で、家族との時間も大切にしたいと多くの親が考えています。けれども、スポーツキャンプに参加しなければチームメートから遅れをとり、秋になったらレギュラーから外されてしまうかも、と焦ったり不安になったりするかもしれません。そして、気がつけばスポーツキャンプを詰め込み過ぎてしまっていたということもあるようです。
 
これまでは控え選手だったけれども、夏休み中に個人レッスンを受けて、何とかレギュラーになりたいと子どもが意気込んでいる場合、親としてその気持ちをどこまでサポートすることができるかも考えなければいけません。
 
 
次ページ:子どもが疲れているかどうか、見極めたい
 

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取材・文 谷口輝世子

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