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親子でチャレンジ

タルハニ存哉君の母が語るサッカーサービスキャンプとは

2014年6月27日

キーワード:キャンプ育成

スペインの名門・エスパニョールの育成組織で10番を背負い、活躍中のタルハニ存哉(以下、アリヤ)君。昨年10月にスペインへと渡り、世界基準のフットボールを学んでいます。その成長はめざましく、4月に開催されたスペイン・オスポルト・トーナメントで大会得点王とMVPを受賞。5月に行われたジョセップ・バルセロ記念カップでは、アトレティコ・マドリードやビジャレアル、レアル・マドリードといった強豪クラブに勝利。決勝のレアル・マドリード戦で決勝点を決めるなど、『エスパニョールの10番』は大会関係者の注目を浴びました。
 
そんなアリヤ君がエスパニョールで活躍するきっかけとなったのが、2012年に日本で行われたサッカーサービスのキャンプでした。当時、小学校4年生、身長126cmと小柄ながら、インテリジェンス溢れるプレーと高い技術が評価され、その後、彼のプレーを高く評価したサッカーサービス社の推薦で、エスパニョールの入団テストを受けることになりました。2度のテストの結果、見事に合格。名門クラブのユニフォームに袖を通すことになったのです。
 
タルハニ存哉君
先週ドイツで行われたSG HILLEN CupでMVPを受賞したアリヤ君
 
(取材・文/鈴木智之)
 
 

■アリヤ君の母が感じたサッカーサービスキャンプの良さとは

アリヤ君のエスパニョール行きは、サッカーサービスキャンプの参加なくして成し得なかったでしょう。当時のことを、母・紀子さんはこう振り返ります。
 
「キャンプの参加は本当に良かったと思います。サッカーサービスのみなさんと出会わなければ、いまのアリヤはなかったです。サッカー経験のない私でしたが、練習を見ていると説明もわかりやすく、サッカーを見ていてよくわからなかった部分が理解できて、目から鱗が落ちる気がしました」
 
子どものサッカーに対して熱心な保護者の方の中には、一緒に公園で練習をしたり、練習や試合のたびにアドバイスをすることがあると思います。しかし「このアドバイスは本当に正しいのだろうか? 子どものためになっているのだろうか?」と迷いを抱える方も少なくありません。存哉君のお母さんもそのひとりでした。
 
「算数なら教えられますが、サッカーは答えを教えてあげることができません。間違ったアドバイスをすると子どものプレーに悪い影響があるかもしれませんし…。どうすればいいのか迷っていたのですが、サッカーサービスのみなさんと出会ってもやもやが晴れました。試合観戦が楽しくなりましたし、子どもに余計な口出しをすることもなくなりました。子供が伸び伸びプレーするようになったと思います」
 
サッカーサービスの指導の特徴として、ボールコントロールの技術だけでなく、いつ・どこで・なにを見るかという認知力や判断力が磨かれることにあります。サッカーを始めたばかりの時期だからこそ、考え方のベースを身につけておくことで、その後の成長の土台になります。アリヤ君は技術に加えて、認知力、判断力を高めることで、サッカーサービスのコーチやエスパニョールのスタッフから高い評価を受けることになりました。
 
 

■アリヤ君を変えた褒め方とは?

アリヤ君が参加したサッカーサービスキャンプでこんなことがありました。アリヤ君が長い距離をドリブルで駆け上がり、ゴール前で待っている仲間にパスをしました。その子はシュートを打ち、ゴールが決まって大喜びしています。そのとき、サッカーサービスのコーチがこう言いました。
 
「いまのゴールは誰ががんばったから生まれた? シュートを決めた子かな? 誰のおかげでシュートできたと思う?」。
 
コーチはそう言うと、アリヤ君の肩を抱いて言いました。
 
「この子が頑張ったからだよ! 君は偉かった。自分でシュートを打てたけど、仲間がいるのが見えたからパスをしたんだよね。すごいぞ!」
 
お母さんが、そのときの様子を思い出して語ります。
 
「アリヤは戸惑いながらも、とっても嬉しそうでした。そんな褒められ方をしたのは、サッカーをして初めての経験だと思います。コーチたちは、自分のためだけでなく、チームのためにプレーすることが素晴らしい、それがサッカーなんだよって教えている気がして、感動しました。アリヤはその経験から、チームメイトに積極的にパスをするようになったんです。いつも来日しているダビッドコーチをはじめ、みなさん愛情あふれる指導で、キャンプの短い期間でも一人ひとりのプレーを見逃さずに指導してくれます。存哉は、『ダビッドコーチに褒められると自信がつく』と言っています」
 
ダビッドに褒められたアリヤ君はプレーの決断に自信を持つことができ、結果としてプレースピードが上がったそうです。お母さんは「誰かに間違った声をかけられても、堂々と自分の意見を言えるようになりました」と言います。
 
サッカーサービスのキャンプには技術、テクニックだけでなく、インテリジェンスや子どもに自信をつけさせるための様々なメソッドがあります。ときに優しく、ときに厳しい指導を受けた選手たちは、常に考えてプレーすること、頭を使ってプレーすることを学んでいきます。アリヤくんもキャンプを経て、サッカーに必要な要素を学びながら成長していきました。スペインで大会のたびに活躍するアリヤ君。今後の活躍が楽しみです。
 
 
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取材・文/鈴木智之

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