練習メニュー

2019年4月11日

マルバコーチ直伝! 「運ぶドリブル」のトレーニング方法

サッカー上達のため、もっとも基礎的で大切な技術のひとつが「運ぶドリブル」です。ボールを正確に運ぶスキルを身に付けることで、一対一を優位な形で仕掛けたり、相手の逆を突いたりすることも可能になり、プレーの幅が広がります。

今回は、一対一に特化した育成で知られるマルバサッカースクールの横手篤史コーチに、その練習方法を教えてもらいまいた。(取材・文/内藤秀明 取材協力/マルバサッカースクール)

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このトレーニングでは「運ぶ」スキルを習得しながら、条件を加えることで「一対一」についても基礎的な要素を学ぶことができます。トレーニングでは以下のことを意識しましょう。

「一対一」に強くなる!ドリブルトレーニング動画はこちら>>

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・目線を上げる

・ボールタッチの強さ

・インサイドやアウトサイドなど色んなところでボールをタッチする

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【ルール】

交互に置かれているコーンの外側や内側をドリブルでジグザグに進む。

基礎編

1.コーンの外側を回る。
2.右足だけ使ってコーンの外側を回る。
3.左足だけ使ってコーンの外側を回る。

応用編

1.両足を使って、少ないタッチでコーンの外側を回る。
2.コーンの内側を回る。
3.インサイドとアウトサイドを交互にタッチしながらコーンの内側を回る。
4. 両足を使ってコーンの内側を回る。ターンの時のみインサイド。
5. 両足を使ってコーンの内側を回る。ターンの時にフェイントをいれる。

【コーチングポイント】

①目線

スペースを認知するため目線が上がっているかにも注意しましょう。
平たいマーカーだと視線が下がりやすくなるので、大きいコーンを使うのもおすすめです。

②ボールタッチ
ボールタッチが大きくなるとミスに繋がります。ターン時にボールが流れてしまう場合は「コーンの近くを回る」「細かくボールにタッチする」など、子どもにも分かりやすい言葉やデモストレーションでコツを伝えましょう。

③フェイント
実践のことを考え、コーンを人に見立てて、ドリブルでかわすトレーニングも有効です。「一対一」を想定したトレーニングを行う場合は、ターンのタイミングでフェイントを織り交ぜてもいいでしょう。

④緩急
慣れてきたら、少ないボールタッチでターンする、直線で一気に加速するなどのトレーニング方法も試してみましょう。緩急をつけたドリブル習得に繋がります。

⑤褒める・サポートする
ミスの指摘ばかりでは萎縮してしまいます。プレーが成功したときは褒めて、子どもがサッカーに楽しんで向き合えるようにしましょう。
また迷うのは考えている証拠。怒ったりせず、話を聞いて、子どもが自分で答えを出せるようサポートしましょう。

トレーニング自体は非常にシンプルですが、マルバサッカースクールではコーチングに気を使うことで、選手を育成しているようでした。皆さんのチームでも是非この練習やコーチングを活用してみてくださいね。

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