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【必見】相手をスイスイ抜くアザールのドリブルができるようになるトレーニング方法

公開:2016年6月 8日 更新:2018年9月25日

キーワード:いやでもうまくなるトレーニングメソッドアザールイニエスタネイマール動画村松尚登

【村松尚登のいやでもうまくなるトレーニングメソッド3】
ある日、子どもたちにアザールのドリブル映像を見せました。ずば抜けて他の選手よりスピードが速いというわけではありませんが、スルリスルリとドリブルで相手を抜いていきます。その秘訣は何なのでしょうか?

■アザールのドリブルには予備動作がない

イニエスタやネイマールと同じく、アザールのドリブルは「力がこもっている感じ」がいっさいしません。力を入れて筋肉で体を動かしているのではなく、体をスイスイと押し運ぶようなドリブルで相手の脇をすり抜けます。そのことは、映像を見た子どもたちもすぐに気づきました。決して足を踏ん張ることのない自然な動きには、次の動きに移行する前に出る予備動作がありません。この予備動作のないドリブルがアザールのドリブルの秘訣です
たとえば、50メートル走でスタートダッシュをしたければ、体を沈めて勢いよく踏み込もうとするのが自然な動きです。しかし、サッカーのプレイにおいて、体を沈める「予備動作」で勢いよく走りだそうとしてしまうと、右側に抜こうとしていることが相手に即座に感知されてしまうのです。それでは決して、ネイマール、イニエスタや、アザールのように「ひらり」と相手を抜くことはできません。

■相手に感知されないドリブルを身に着けよう

相手にヒント(予備動作)を与えることのない動きができれば、その選手にとって最高の武器となるはずです。アザール、イニエスタ、ネイマールのドリブルは、まさにその動きに近いからこそ、感知されることなくいとも簡単に相手を抜き去ることができるでしょう。ここで紹介するドリブル練習の目的は、相手にヒントを与えない、感知されないドリブルの習得にあります。(コンテンツ提供:株式会社講談社)
※本稿は、『サッカー上達の科学 いやでも巧くなるトレーニングメソッド』(著者・村松尚登、講談社/刊)の一部を転載したものです。

■前ジンガ

「前ジンガ」通常スピード、前から撮影

「前ジンガ」スローモーション、前から撮影

「前ジンガ」通常スピード、横から撮影

「前ジンガ」スローモーション、横から撮影

■片足に体重を乗せることなくリズミカルに連続タッチ

ボールタッチのトレーニングとして有名な「ジンガ」ですが、もちろんこれも、"体の力み"を抜くことを意識することで練習の意味が変わってきます。
やり方は少し複雑です。右足の裏で滑らせるようにボールを内側(斜め左)に転がし、左足のインサイドで少し前に押し出します。そのボールを、ふたたび右足の裏で外側(斜め右)に押し出し、こんどは左足の裏で内側(斜め右)に転がして、右足のインサイドで前に出したらふたたび左足の裏で外側(斜め左)に転がす。この繰り返しです。
このボールタッチは非常に難しいので、ぜひ動画をご覧ください。ポイントは、複雑な動きの中で片足に体重を乗せることなくリズミカルに連続タッチを繰り出すこと。素早く"二の足"を出せるようになることで、ボールタッチの回数を増やし、状況に応じて臨機応変にボールに対するアクションを変えることができるようになります。この練習により、リズミカルで力みのない ドリブルを身に着けることで予備動作をなくし相手選手にヒントを与えずに抜くことができるようになります。
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