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本田圭佑選手のシュート②

2014年2月26日

キーワード:シュート

【練習の目的】
●シュート技術の向上
 
 
<2013年11月19日 サッカー国際Aマッチ ベルギー代表 VS 日本代表>
 
1-1で迎えた後半7分、左サイドでボールを受けた遠藤保仁が、空っぽのバイタルエリアにアウトサイドでパスを送る。そのパスに反応したのは本田圭佑だった。遠藤のパスを右足でトラップするがボールが足元に入りすぎてしまう。すぐに左前方から迫ってくる相手ディフェンダーを確認すると、左足で右方向にボールを流し、右足を振りぬきゴールネットを揺らした。
 
■一般的なセオリー
 
一般的なセオリー01一般的なセオリー02一般的なセオリー03一般的なセオリー04
 
 
右足インサイドトラップ→左足シュート
 
【やり方】
1.右足インサイドで左足前方にコントロール
2.利き足の左足でシュート
 
 
■本田選手の選択
 
本田選手の選択01本田選手の選択02本田選手の選択03本田選手の選択03
 
 
右足インサイドトラップ→左足インサイドで持ち出し→右足シュート
 
【やり方】
1.右足のインサイドで足元にトラップ
2.左足インサイドでボールを右足前方に流す
3.右足のインステップでシュート
 
【ポイント】
1.逆足でのシュートになるので、ツータッチ目は右足で蹴りやすい位置に置く
2.ファーストタッチで崩れた体勢をツータッチ目で立て直す
3.ディフェンダーの届かない位置にボールを置く
 
 
■ファーストタッチのミスコントロールをカバーするツータッチ目のコントロール
 
当然のことですが、右利きの選手は右足で、左利きの選手は左足でシュートを打つ方がゴールの確率は高まります。本田選手の利き足は左足ですので、ファーストタッチは左足で蹴りやすい位置にボールをコントロールするのがセオリーです。
 
しかし、この場面で本田選手がコントロールしたボールは足元に入りすぎてしまいました。これでは、左足で強烈なシュートを打つことはできません。左前方からディフェンダーが迫ってきていたので、左方向にボールをコントロールするとボールを奪わる可能性が高まるという判断から足元に置いたのかもしれません。そこで本田選手は左足で右方向にボールを運ぶ選択をしました。そこで相手キーパーが右側にポジションをずらした瞬間、逆をついて右足でシュートを打ちました。
 
シュートエリアでのファーストタッチのコントロールミスは、試合を左右しかねません。そのファーストタッチが成功していればシュートを打てていたのに、という場面はJリーグや代表戦でもよく見かけます。しかし、サッカーはミスを前提としたスポーツです。どれだけ気を付けてもミスするときはミスします。そこで大切になるのがミスをリカバーするプレーの幅広さです。左足でしかシュートを打てない場合、左足にコントロールできなければゴールになりません。しかし、右足でもある程度のシュートを打てるなら、右足に持ち変えることもできます。この試合の前に本田選手は苦手とする右足の練習を繰り返していたそうです。訪れたチャンスの逃さないために、プレー幅を広げる工夫をしていたと言えます。これが“考える”ということではないでしょうか。ゴールするために考えて工夫する。その姿勢こそが本田圭佑選手の真骨頂と言えます。
 
本田圭佑選手のシュート①>>
 
■実演
菊池コーチ
菊池健太コーチ
考える力が身につくサッカースクール「シンキングサッカースクール」
考えることを楽しみ、チャレンジすることを楽しむサッカースクール。子どもが考えること、チャレンジしやすい環境を心がけ、心からサッカーを楽しむことを目指している。
 
構成/文 出川啓太(サカイク編集者)
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写真/サカイク編集部 撮影協力/フットサルパーク吉祥寺

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