トピックス&ニュース
2016年1月 3日
明徳義塾-正智深谷[第94回全国高校サッカー選手権2回戦]
■立ちふさがった明徳義塾のセンターバックコンビ
互いに序盤からリズムをつかめないまま試合が進む中、均衡が崩れたのは前半10分だった。センターサークル付近でボールを持った④舛田凱が大きく右へ展開。ペナルティーエリア右外で受けた⑭岡崎郁矢がトラップで相手DFをかわすと、左足で振りぬいた一撃がゴール右隅に決まり、明徳義塾が先制した。
対する正智深谷は「立ち上がりの失点が痛かった」(小島時和監督)。得点への焦りから、持ち味であるパスワークが鳴りを潜め、ロングボール主体の戦いに。奪ってから素早く相手DFの裏を狙い、⑦新井晴樹を走らせたが、⑩小島遥が「センターバック2枚が強かった」と口にしたように、④舛田と③濵口俊介による明徳義塾のセンターバックコンビを崩せず。次の手として選んだ⑨鈴木涼太と⑮玉城裕大によるサイド攻撃もフィニッシュの場面を封じられ、決定機まで持ちこめない。
1