EURO2012は大会9日目を迎え、グループAの最終節が行なわれた。

 

1分1敗と後がないギリシャが、1勝1分のロシアにポゼッションを譲りつつもカウンターで一発を狙う。地力で勝るロシアは、キャプテンのアルシャビンを中心に前半から決定機の山を築く。だがシュートはことごとく枠を外し、試合をグループ突破を決めきれない。すると前半ロスタイム、ロシアDFのミスでボールを奪うと、ギリシャはキャプテンのカラグニスが先制点をあげる。

 

チェコがポーランドに先制し、このままでは当該対戦成績で予選敗退となるロシアは懸命の攻撃を見せる。だが成すべき仕事がより明確になったギリシャを崩せず、焦りも重なり雑なプレーが目立つようになる。

 

結局このまま1-0でギリシャが勝利し、逆転で決勝トーナメント進出を手にした。初戦で強さを見せつけたロシアはまさかの敗退となった。