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これからの世の中に必要な能力はすべて、遊びとサッカーが育ててくれる

サッカーと遊びが、大人になったときもっとも必要な"情報編集力"を育む

公開:2017年2月 2日 更新:2017年2月 7日

キーワード:よのなか科情報編集考える力能力遊び

■縦割りの日本のスポーツ環境

「だから、考えるスポーツはいいんですよ」
 
サッカーは「正解主義的ではないスポーツ」で、そういうスポーツをすることで情報編集力を身につけることができる可能性があります。
 
「監督が指示して、その通りやって勝つスポーツじゃない方がいいんですよ。いろいろなスポーツが段々変わってきていますけど、勝ち方があって大人の言うとおりにすればいいというやり方ではいくら結果が出ても、どうかなと思います。いまの時代はどんなスポーツもそれでは勝てなくなってきているでしょ。サッカーは攻防一体で、攻撃することが最大の防御にもなり得る。戦略性を養うにはうってつけのスポーツだと思いますよ」
 
藤原さんは、日本のスポーツ環境も変わりつつあると言いますが、同時に正解主義、情報処理型のやり方が根強く残っている現場もあると指摘します。
 
「まず、『お子さんは野球ですか? サッカーですか?』という質問が成り立ってしまうこと。最近はテニスとか、ラグビーとかの選択肢もあるようですが、野球、次にサッカーみたいな二択は良くないと思っています。学校グランドの解放もその順番ですよね。日本のスポーツは完全な縦割りで、ごくわずかな例外を除けば親が野球をやっていれば野球、サッカーをやっていればサッカーというふうになる。自分が果たせなかった夢のリベンジをかけて子どもにそれをやらせちゃうなんて親もいます。チームの様子を観ていると、ベンチに親かコーチかわからない人が10人くらいいて熱心に指導している。ちょっと教えすぎというか、コーチ過剰かもしれませんね(笑)」
 
完全縦割りの日本のスポーツ環境は競技間の移動や交流も含めて、もっと「横割りでもいい」と藤原さんは言います。
 
「自分の子どもの経験で言うと、4歳からロンドンとかパリで生活をしていたんです。海外のスポーツ事情は地域のクラブ文化が中心ですよね。サッカーだけをやらせることもないし、いろいろな経験ができるようになっています」
 
冒頭の「10歳まではいろいろな遊びを」のお話にも通じますが、藤原さんの言う「視点移動を伴う遊び」は、いろいろなスポーツや遊びを経験し、違う立ち位置から物事を見という意味も含まれているのかもしれません。
 
脱・正解主義、情報処理型から情報編集型へ。今回は次代を生き抜く子どもたちがサッカーやスポーツからどんなことを学べばいいかの骨格となる考え方をお話しいただきました。次回は藤原さん自身のサッカー、スポーツ体験や、そこからの学び、教育的観点から見たスポーツの持つ可能性についてお話を進めていきます。
 
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(取材・文 大塚一樹)

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