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不安定で不確実な社会を生き抜くスキルの身につけ方

2019年3月26日

「誰のおかげでサッカーできてるか分かってる?」親が言わなくても、子どもが自分で感謝の心に気づく体験

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2020年に大学受験改革を象徴とする大教育改革を控える日本では、この年を契機に〝賢さ〞の中身が大きく変わります。

これからの子どもたちには、親世代が経験しているような、記憶力や知識を基に「正解」早く見つけ出したり、テストの点数を競うだけではなく、いろいろな人を納得させられる答えを自分で導き出す思考力が問われます。

本連載では「自分で決められる賢い子供 究極の育て方」(KADOKAWA)から、10年後の社会を賢く生き抜くために、子どもたちが身につけておくべきスキル(ライフスキル)についてお伝えします。

教育の場でも重要なワードとなっている「非認知スキル」は、スキル=技術なので、親の学歴や経済力、生まれ持った資質や才能、特質ではなく、後天的に習得が可能なのです。

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自分の身の回りのことを自分でしなければならない体験を通して親への感謝に気づく(C)サカイク

 

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■感謝する力は人間形成のベース

泥だらけのスパイクを脱ぎっぱなし、すぐ新しいシューズをねだる、合宿の準備を自分でしない、送り迎えも当たり前だと思ってる、他の兄弟もいるけど週末はサッカー優先、自主練は?と言ったら生返事でやる気なし...

子どもがサッカーをしていると、あるあるな出来事ではないですか。

「まったく、これだけ協力しているんだからもっと頑張ってよね」「ほんと、親に感謝してほしいよね~」

なんて会話、どこのチームでもよくあるのでは。

お父さんお母さんが毎月の月謝を払い、道具も購入してあげているからお子さんはサッカーができているのです。なのに、そのありがたみをまだまだ理解していないことに苛立つこともありますよね。

しかし、親が「やらせてあげてる」というマインドで接していると、その見返りとして「上達」や「勝利」を求めたくなってしまうもの。子どもの方は、好きで始めたサッカーも「やらせてあげているんだからちゃんとやりなさい」と言われると楽しさが薄れてしまい、感謝の心を持つどころではなくなります。

感謝する力は、心を作る事でもあり人間形成のベースでもあります。

サカイクライフスキルの中でも大事で、キャンプでいちばん伸びるスキルでもある「感謝する力」はどうやって育めばいいのでしょうか。

■サッカーは感謝する力を身につけやすいスポーツ

アメリカの研究では、人に感謝ができる人のほうが幸福感が続くことが分かったそうです。さらに、感謝をよくする人はストレス反応が起こりにくく、「自分は充実している」と思えるのだそう。

また、感謝をすることが習慣化している人は、自分が困ったときやピンチの時に「周りの人から助けてもらえる」と思えるのだとか。

これからの社会では、1つのプロジェクトを複数の専門家が力を合わせて遂行する「協働する力」などが求められます。自分の得意でない分野に関しては、得意な人に助けてもらうことができるスキルが大事なのです。

サッカーでも、カバーしてもらったら「サンキュー」と言いますよね。人に感謝することで、自分がピンチになった時に助けてもらいやすくなる、そういった関係性を築くベースにもなる力です。

サッカーはミスのスポーツで周囲のカバーリングが頻繁に起きるので、味方どうし感謝の声をかけ合う機会も多いため、「感謝する力」を育てやすいスポーツです。

■親が自分のために何をしてくれていたかに気づくと子どもは変わる

サカイクキャンプでは、親元を離れて集団生活をするので子どもたちは自分の身の回りのことを自分でやらなければなりません。

明日着るシャツとパンツを用意したり、ご飯を自分でよそったり、洗濯機を回したり、トレーニングに持っていく水筒の中身を自分で入れたり。いつもは「当たり前」に親がやってくれていたことを体験し、親が自分のために何をしてくれているのかに気づくことで、たった数日間の間に「サッカーできるのはお父さんお母さんのおかげ」と感じられるようになるのです。

他者への感謝ができるようになると、他者を尊重する気持ちが生まれます。いくら足元の技術があっても謙虚さが無い選手は自分のことしか考えないのでチームの結果につながりません。サッカーはチームスポーツなので、周囲に感謝し他者を尊重できる子は、チーム内に技術的に劣る子がいても、その子をカバーして上手にチームのコミュニケーションを高めていけるのです。

そうすることで、人としても成長しますし、何より幸福感が高まります。

感謝し、感謝される関係で子どもたちの気持ちが満たされれば、勉強でもスポーツでも自分の持てる力を存分に発揮できるようになるのです。

ひとこと「ありがとう」というだけ。ぜひみなさんのご家庭でも今日からお互いへの感謝をしあうようにしてみてください。

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