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U‐12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2018

劇的PK戦で勝利。3連覇狙うバルサが大苦戦した日本チームの作戦は子どもたち主体で考えていた

公開:2018年8月26日 更新:2018年8月29日

キーワード:アーセナルガンバ大阪ジュニアサッカーワールドチャレンジバルセロナヴィッセル神戸

"世界のとの接点"から"真剣勝負の場"へ パーシモンの選手が見せた「悔しさ」

選手一巡、13人が蹴るという大熱戦となったPK戦のあと、パーシモンの選手たちは「バルセロナと引き分けたチーム」とは思えないほど、肩を落として悔しさをあらわにしていました。「同点では満足しない」「勝てるチャンスがあったのに」「何よりPKで負けて悔しい」という思いが先に立ったのが見て取れました。

2013年に始まったこの大会も今大会で6回目。パーシモンの選手たちもこの大会でバルセロナをはじめとする世界の強豪チームと戦うことを一つの目標とし、今回その切符を勝ち取りました。

「彼らにとっては夢のような試合であると同時に、自分たちもできる、現実的な"悔しさ"まで感じることのできた大会になりました。この経験が将来に生きるといいなと思っています。彼らは1年生の頃から吸収力に優れた意欲の高い学年でした。指導者として私も彼らにいい経験をさせてもらっています」

バルセロナから2点を奪ったストライカー、八田秀斗選手は2点を取ってチームを救った喜びと同時に「ラストワンプレーで決めていれば」という悔しさが残ったと言います。

「世界との接点を日本の12歳に」というコンセプトではじまったワールドチャレンジも、回を重ねるごとに世界と真剣勝負をする場へとステップアップを続けています。

この5シーズン、チーム始動の場として日本を選び、来日しているバルセロナですが、参加チームすべてが真摯に挑んでくる本大会は、プレシーズンで"チーム"を形成するのに最高の機会ととらえているようです。新しく加入した選手も含め、バルセロナのインファンテルBとしてこの年齢カテゴリの"バルセロナの一員"になっていく選手たち。もつれにもつれたPK戦の間、選手同士で励まし合い、肩を組み、外した選手を慰め、決めた選手に駆け寄って喜び合い、GKに信頼と声援を送る姿は、チームとしての成長を感じさせるものでした。

世界レベルの戦いが繰り広げられるワールドチャレンジもいよいよ大詰め。万博記念競技場で行われる26(日)の準決勝では、三連覇を目指すバルセロナが今大会の台風の目になっているメキシコのクラブ・ティファナと激突。準決勝のもう一試合では、JFAトレセン大阪U-12が日本勢最後の砦としてアーセナルFCと戦います。

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文:大塚一樹、写真:吉田孝光

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