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あなたが変われば子どもは伸びる![池上正コーチングゼミ]
海外のように幼少期から数的優位を意識させたいが、低学年だと集中力が続かない。日本の子にお薦めのアプローチを教えて
公開:2026年8月21日
■「数的優位を作る複数人の練習」のメニュー
(写真は少年サッカーのイメージです)
次に、ご相談文にあった「数的優位を作る複数人の練習」のメニューについて説明します。
グリッドをつくって、その中で1対1をやってもらうのですが、そのグリッドから離れたところにもうひとつグリッドをつくります。そこに味方がひとりいます。その離れたところにいるひとりにパスしてもいいし、パスをもらったらシュートをしてもいいことにします。
ディフェンス側の1人からすれば、隣りのグリッドにパスを出されたらシュートを打たれかねないので、守りに行かないといけません。つまり最初は1対1でスタートするのですが、子どもたちの選択によって2対1の状況になります。
よくある2対1の練習は最初から攻撃側が2人いて、ひとつのグリッドで行います。それをもうちょっと離れたところのグリッドで待っている子がいる。そんな設定にしてあげると、ボールマンがさっとパスするとすぐシュートが打てる。そんなことが起きます。
気づいた子は1対1でドリブルで抜いてくような練習かなと思ったけれど、あそこに出しておけばあの子が、シュート打てるなとわかってきます。そこで初歩的な数的優位の理解ができるのです。
すると最初の1対1のグリッドにいるディフェンスの子が、パスコースに入るなどして隣りのグリッドに出されないように守り出すかもしれません。そこで「パスコースを消す」ということを覚えるかもしれません。すると今度はボールマンの子がドリブルをしてゴールに向かうふりをしてパスを出す。そんなことが起きる。そうするとお互いに賢くなります。
それが、いつ外を使うかとか、どんなふうにしたら自分で抜いていけるかと考えたり、感じることができる「始まりの練習」になるのです。
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池上 正(いけがみ・ただし)
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