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サッカーを心から楽しむための思いがけない方法!「無愛想」のススメ

2017年4月21日

子どもは失敗に敏感!うまくいっていない事には親が「無愛想」になって良いイメージを描かせよう

キーワード:コミュニケーションサポート子育て小学生考える

■子どもは失敗に敏感、上手くいかない事には「無愛想」になろう

このように、その子が持っているイメージやメンタル状態によって、日々の練習での向き合い方というのは全く違ってくるのです。同じ練習をしていようが、そんなことは関係ありません。自分に対するイメージや良いメンタル状態から生まれる高い基準によって、一つの練習から得られるものに大きな差がつき、それが技術の向上スピードにもどんどん差を生んでいくことになります。
 
だからこそ大事なのは、可能な限りメンタルの状態(心の在り方)を良くすることです。
 
基本的に人は、過去や、現状の状況を見て自分を判断してしまうものです。過去にこのくらいだったから、今の状況はこういう状況だから。だから、自分はこのくらいだと思う。そうやって考えてしまうもの。そして、現実は本当にその通りになります。なぜなら、先ほどの例でも説明した通り、人は「自分はこのくらいだ」と思う程度の行動しかしないからです。
 
失敗したとき、他者から否定されたときほど、子どものメンタル状態は下がり、その状態で練習をしたり、試合に臨んだりしてしまうものです。しかし、そのような状態では、質の高い練習もできなければ、試合で自分本来の力を発揮したプレーをすることもできません。まずは心の在り方を整え、高い目標をもって練習や試合に臨む必要があります。
 
私が運営しているメンタルジムでも、特に大事にしているのはここです。その人の「状態」を高めること。心の状態さえ高まってしまえば、状況は後からついてきます。高い状態からは質の高い行動が自然に生まれるからです。
 
子どもは特に失敗や、他者から否定されることに敏感なものです。だからこそ、親の在り方、普段接する時間の長い家族の在り方は子どもに大きな力を与えることになります。
 
ポイントは、子どもの過去の失敗や現在うまくいかないと感じていることに「無愛想」になること。子どもの過去や今の状況にフォーカスするのではなく、子どもはどうなりたいのか、どういうプレーがしたいのか、何が望みなのか。そちらの方に意識を向けさせてあげることです。
 
点を取りたい、ドリブルで相手を抜き去りたい、的確なパスを出したい。そういった願望や、うまくいっているシーンに対するイメージを強くするよう、会話してあげてください。
 

■「できる」イメージを持つと思い描いた状態に近づく。親はわが子を信じて

子どもがネガティブなイメージを抱くようなことを話し始めたら、まずはそう感じているということ自体を受け入れてあげます。子どもが今感じている感情や見方を否定するのではなく、「そう感じるんだね」と受け入れてあげるのです。そう感じるのは間違っている!と言う必要はありません。
 
ただ受け入れた上で、その見方や捉え方は可能性に満ち溢れたこの子にはふさわしくないものだという視点から、「じゃあ、次はどうしたらいいと思う?」「どんなプレーがしたい?」と意識を向ける方向を変えてあげます。
 
そして、子どもが「こういう風にしたい」と自分の願望を口にしたら「いいね。あなたならできるよ」という態度でその話を聞いて、実際にそう言ってあげてください。ダメ出しをするよりも、子どもに自信をつけさせてあげること。自信がつけば、自分に今足りないものと向き合おうと思うようになります。
 
人は自分の願望に意識を向けているとき、そしてその願望が自分には実現可能だと感じているとき、良い状態になります。うまくいっているイメージを持つこと、実際に自分にはうまくできるんだという自信を持つこと。そのイメージや自信を持つことができれば、練習の質は高まり、実際に、イメージした状況にどんどん近づいていくことができるのです。
 
ぜひ、お子様がネガティブなイメージを持ったり、自信を失っているときには、そういうときこそお子様の持つ力を信じてあげてください。そして、お子様の「こうしたい」「こうなりたい」というイメージを強めてあげてほしいと思います。
 
 
 
池田潤/作家・メンタルトレーナー
京都大学法学部在学中に立ち上げた勉強法ブログが人気となり、学生ながらカリスマブロガーとして活躍。現在はメンタルトレーニング、コーチング、執筆活動、ブログなどの情報発信を中心に活動している。メンタルジム「イケジム」主催。著書に、『勉強の結果は「机に向かう」前に決まる』『未来の自分をつくる勉強法』、『毎日15分自分と向き合えば、「欲しい結果」がついてくる』、『自分の「武器」を見つける技術』がある。

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文:池田潤

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