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蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~
公式戦への出禁を命じられた、このままじゃ中学以降も同じことになると言われたが、どうすれば改善するかわからない問題
公開:2025年11月26日 更新:2025年12月 1日
■人には「4つの気質」がある、子どもに出やすいのは......
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(写真は少年サッカーのイメージ ご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)
お母さんは、ドイツで有名なルドルフ・シュタイナーが提唱した「シュタイナー教育」をご存知でしょうか。私は過去何度かシュタイナーの学校を取材しました。その際に聞いたのは、人には「4つの気質」があるそうです。
■4つの気質とは
胆汁質:熱血やる気タイプ=怒りんぼう
多血質:好奇心旺盛タイプ=ほがらか
粘液質:ゆっくり穏やかタイプ=おっとり
憂鬱質:シリアス慎重タイプ=繊細
(出展:FQ Kids「子どもの気質診断でわかる! 自己肯定感を高める「タイプ別」ほめ方&叱り方のコツ」)外部サイトに飛びます
誰もがこの4つすべてを持っているのですが、特に子どもの頃はこのうちの1つか2つの気質が強く出やすいと言われています。
どの気質がいいとか悪いとかではなく、それぞれにいいところも、困ったところもある。子どもにどの気質が強く出ているのかを考え、それに合わせた対応をすることが重要なのです。
息子さんのようなキレやすい個性は、ズバリ「おこりんぼう」に当たります。その気質が今はサッカーで困った感じになっていますが、裏を返せば「自己主張が出来る」「エネルギーが強い」「リーダーシップが取れる」と良いところもあるはずです。そして、本人と家族がそこを意識できれば、困りごとが減って、良いところが際立つようになります。

島沢優子(しまざわ・ゆうこ)
ジャーナリスト。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』『東洋経済オンライン』などでスポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実 そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート 夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』(小学館)『世界を獲るノート アスリートのインテリジェンス』(カンゼン)『部活があぶない』(講談社現代新書)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)『オシムの遺産 彼らに授けたもうひとつの言葉』(竹書房)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著・小学館)『教えないスキル ビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術』(佐伯夕利子著・小学館新書)など企画構成者としてもヒット作が多く、指導者や保護者向けの講演も精力的に行っている。日本バスケットボール協会インテグリティ委員、沖縄県部活動改革推進委員、朝日新聞デジタルコメンテーター。1男1女の母。新著は「叱らない時代の指導術: 主体性を伸ばすスポーツ現場の実践 」(NHK出版新書)
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