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蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~

最後までやり通せとサッカー辞めさせない親をどうするか問題

公開:2019年8月15日 更新:2024年2月27日

キーワード:やり遂げるスポーツ少年団保護者指導者昭和最後までやりぬく自立退団過干渉

■楽しくなければ上達しない、などいくつかの説得材料を用意して

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(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)

そのとき、コーチには親御さんを説得する材料が必要です。
楽しくなければ、サッカーが上達しないメカニズムを、例えば脳科学的に説明できます。ドーパミンが分泌されなければ、技術が習得されないこと。楽しい気分でいなければ、脳内にある線条体が刺激され意欲も沸かないことなどです。

加えて、以前に似たようなお子さんがいたり、ほかのコーチから同じような事例を聞いていれば、その子どもたちのことを話してください。

いかがでしょうか。

難しいなあ。
そう感じましたか?
でも、このような話し合いをしたり、保護者と対話することは、コーチの指導者としての幅を広げることになります。人生は学びの旅です。

やめていく子のために頑張るなんて、すごくカッコいい。応援しています。

 

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島沢優子(しまざわ・ゆうこ)
スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実 そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート 夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てる テニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。
最新刊は『世界を獲るノート アスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。

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文:島沢優子

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