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蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~

試合を嫌がる息子に自信を持たせるにはどうしたらいいの問題

公開:2019年7月31日 更新:2019年8月15日

キーワード:勝利優先勝利至上主義期待練習は好き自信がない自己肯定感親の気持ちに忖度試合が苦手試合に出たくない

■ひとりで抱え込まないで。声掛けの工夫も息子さんのサポートになる

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(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)

自信が持てない息子さんが悪いのでしょうか?

私はそうではないと思います。自信をもたせるとか強い子どもにすることにとらわれず、ありのままの彼が楽しくサッカーを続けられる環境を作ることに心を砕いてください。

お母さんひとりで抱え込まず、まずはコーチに相談しましょう。

「じゃあ、応援だけ行ってみる?」とか「後半だけ出てみる?」といった大人の声掛けや態度を工夫するのも、息子さんが楽しくサッカーをする環境の整備になります。

そして、「○○させる」「自信をもたせる」といった、子どもに「させる」という言葉を、ご自身から一掃してください。

させるのはでなく、その子が自分からこうすると決め実行に移す回数を増やせるかどうか。

それが、子育てのひとつのカギです。

 

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島沢優子(しまざわ・ゆうこ)
スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実 そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート 夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てる テニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。
最新刊は『世界を獲るノート アスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。

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文:島沢優子

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