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蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~

2018年3月21日

プロを目指したいので移籍したいという息子と金銭問題

キーワード:サッカースクール兄弟格差少年団移籍経済的NPO法人

■スクールにかかるお金の話はしない、子どもが健康的に明るく過ごせる決断を

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※写真はサカイクキャンプの写真です。 質問者及び質問内容とは関係ありません

金銭的な問題を挙げていますが、そこまで家計が苦しいなら、なぜ次男をそんなスクールフィーの高いクラブに入れてしまうのか。長男を体験に行かせてしまったのか。体験で気に入れば、入りたいと言い出すことは予見できたはずです。

厳しいことを言ってごめんなさい。私は大人なので矛盾を衝けますが、子どもたちは「兄弟格差を作らないでほしい」などと発言できませんね。

よって、金銭問題はぐっと飲みこんで、子どもに言わないほうがいいと思います。そして、長男クンと話し合う際、私なら、以下の四つを話し合います。

[1]2軍になろうが、3軍になろうが、腐ったりせず楽しくサッカーに取り組めるかどうか。
[2]1軍になったからといって威張らずに、中学生になってからのことを見据えて高いレベルを目指せるか。
[3]中学へ向けて総仕上げとなる6年生で、勉強とサッカーを両立し学業成績を上げられるかどうか。
[4]これまで一緒にサッカーをやってきた仲間やコーチに対して、きちんと御礼を言って、気持ちよく移籍できるのかどうか。

フェアーに、健康的に、明るく過ごせる決断を、彼に求めてください。

最後にもうひとつ。

ご相談の文章で、私が最も気になったのは、パパさんの長男クンへの言葉です。「新チームに移籍するならスクールに行けなくなる」のはなぜでしょうか? 移籍を阻止するためでしょうか?

この発言がフェアで健康的かというと、そうではない気がします。まずは、夫婦の意見を統一する話し合いが必要かもしれません。

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島沢優子(しまざわ・ゆうこ)
スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実 そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート 夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てる テニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。
最新刊は、ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)。

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※ご相談者様のお名前、チーム名等は掲載いたしませんのでご安心ください。

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文:島沢優子

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