子どもを成長させる!いい親が実践する正しい応援の仕方まとめ

キーワード:サッカー少年サッカー応援自立

いい応援ってなんだろう?

 
あなたは、普段お子さんのサッカーを見にいったとき、どのような応援スタイルをとっていますか?
 
「そこはドリブルじゃなくてパスだろう?」
「あぁ、おしい!! ナイスシュート。次、次!」
 
少年サッカーの試合会場では、さまざまな応援を聞くことができます。子どもを成長させる正しい応援スタイルとはなにか?
 
今回は、そんな疑問を紐解くヒントになる記事をまとめました。ぜひご覧ください。

教えたいなら、任せなさい

サッカーの現場では、まだまだ「教え込む」コーチや親をたくさん見かけます。指導するとは本来「導く」こと。自ら考えて、伸びていく子どもにするために、どんな声かけが有効なのかをコーチングのプロ、株式会社ゆめかなの石川尚子さんにうかがいました。
 
「なんでそこでシュートを打たないんだよ」
「なんで言われことができないんだ!」
「気合が足りないんだよ」
 
試合中にこんな声かけを耳にすることはありませんか?

その応援は逆効果!子どもを育てるのは、保護者のこんな言葉

チームは大事だけど、我が子が活躍する姿も見たいという気持ちは誰にもあります。だから「点を取らないと駄目」と怒ったり、「うちの子ならもっと上手」とアピールしたり。「残念ながらそれは逆効果です。お子さんが萎縮し、のびのびとプレーできません」と、メンタルトレーニングの専門家である高妻先生は注意を促します。ではどんな言葉や応援が子どもを育てるのでしょうか?家庭で一緒に行うプラス思考トレーニングも交え、アドバイスしていただきました。

子どもが自立してのびのびとサッカーを続けるために、親はどう関わればいい?

子どもたちにどう接したらいいの?どこまで関わって何をしてあげれば伸びるの?サッカーをプレーする子どもを持つ親御さんの永遠の悩みとも言える、子どもたちへの接し方。今回は数多くの著書を執筆し『子供を自立させる55の方法―親の努力が、子供の才能になる』など、子育てに関する著書も多い中谷彰宏さんに「子どもの自立」についてお聞きしました。
 
「まず一番大切なのは、子どもたちにサッカーを"やらせない"ことですよね」
中谷さんはしばらく考えた後、優しい口調でこう話し始めました。
 
「自分がサッカーを好きだから子どもにやってほしい。その気持ちはわからなくもないですが『せめて子どもにはサッカーをやってほしい』という気持ちから、サッカーを"やらせる"のは、子どもたちを親の夢の"代償"にしてしまう行為です。子どもを自分の代わりにしてしまうことは、サッカーでうまくいかないという以上に、子どもの人生をダメにしてしまう可能性があります」

安易なコーチ批判より、指導効果を高める「保護者のポジティブ思考」

「うちの子が上達しないのは、コーチの教える技術が問題かも...」。長い間お子さんを育ててきた皆さんだけに、選手を育成する指導者のやり方に、疑問を感じる時もあるでしょう。しかしあれこれと選手たちの前で口にし、保護者がもう1人の指導役になったら?選手はどちらを向けばいいかわからず、トラブル続出は間違いありません。「そんな風潮が広まれば、指導が徹底せずに、個々の成長は大幅に遅れるでしょうね」。スポーツというチーム活動は、子どもの自立を促すと同時に、保護者も子どもから適度に距離を置くいい機会。高妻先生に「コーチや監督に子どもをまかせ、自分も子離れするメンタルトレーニング」についてお聞きしました。
 
保護者がいいと思った言動が、実はコーチや監督の指導の妨げになっている。そんなことが、最近よく起きているのだと高妻先生は言います。例えばこんなケース。

プレーするのは子どもたち!デンマークサッカー協会から学ぶ、親のための10カ条

デンマークサッカー協会 少年指導10ヵ条
子どもたちはあなたのモノではない。
子どもたちはサッカーに夢中だ。
子どもたちはあなたとともにサッカー人生を歩んでいる。
子どもたちから求められることはあってもあなたから求めてはいけない。
あなたの欲望を子どもたちを介して満たしてはならない。
アドバイスはしてもあなたの考えを押し付けてはいけない。
子どもの体を守ること。しかし子どもたちの魂まで踏み込んではいけない。
コーチは子どもの心になること。しかし子どもたちに大人のサッカーをさせてはいけない。
コーチが子どもたちのサッカー人生をサポートすることは大切だ。しかし、自分で考えさせることが必要だ。
コーチは子どもを教え導くことはできる。しかし、勝つことが大切か否かを決めるのは子どもたち自身だ。

サポートと口出しの境界線。スイスサッカー協会が示す2つのメッセージ

「ぼくたちのゲームを観に来てくれて、そしてぼくたちのこと、ぼくらのサッカーのことを気にかけてくれてどうもありがとう」
 今日はぼくたちの1日
「ぼくたちは、サッカーをするのが楽しくて大好きなんだ。もちろん、ぼくらのうちのだれが勝っても楽しいんだ。でもぼくらにとって一番大事なのはプレーすることなんだよ」
だから、プレーをさせておいてください

練習後、子どもがチームメイトに責められてしょんぼりして帰ってきた。その時あなたは?

皆さん、元気にサッカーしていますか!夏も目前、暑さを吹き飛ばす元気なプレーを僕らも期待しています。ただ、そのためにはチームのみんなで体だけでなく心の健康を保つことも大切です。では、こんなケースはどうしたらいいのでしょうか?「スカパー!Jリーグ中継」でもおなじみの大西貴さんと一緒にみんなで考えてみましょう!


 
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