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勉強と進路

2014年11月11日

子どもの心に火をつけるのは、子ども自身!

キーワード:コミュニケーション東京ヴェルディ

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■発言しやすい環境をつくってあげること

――中村コーチは子どもが好きですよね?
 
ええ、大好きですね。
 
――子どもとの1対1のやりとり、その姿勢、目線、柔らかい表情などを見ていてそう感じたのですが、子どもの心に火をつけるために必要なのかなと。それは自然にできているものなのでしょうか。
 
たしかに意識して自分の目線を子どもの目線まで落とすこともあります。保育園の先生や幼稚園の先生とか、学校巡回で行った先で先生たちの行動を見るようにして勉強しているんです。ああ、こんなときはこうしているんだなとか。
 
――大事なポイントはありますか? 子どもを褒める、拍手する、などあると思うのですが、子どもとの距離を縮めようとするときに大事にすべきことは。
 
たとえば、なかなか素直になれない子どももなかにいるわけですよね。いきなりやってきた大人に、なんだかわからないうちに拍手をされて、それをあまり面白くないなと感じる子どももいると思うんです。そういうときはやはり我慢とか忍耐がキーワードなのかなと。
 
――やはり“我慢”がキーワードなんですね。
 
はい。大人が我慢する。少しずつ近寄っていく感じでしょうか。子どもがふざけていても絶対に怒らないで我慢する、というのとはまた違います。怒るときはしっかりと怒っていいと思います。でも、子どもは大人の行動をしっかり見ているのでメリハリは大事だと思います。子どもは「これは怒るだろうな」とか、物差しをもって大人を見ています。だから、しっかりとメリハリをもって指導するように心がけないといけないんです。
 
子どもとの距離を縮める、ということでいえば、子どもがなにか発言したときに、ほかの子どもが茶々を入れてくる場合があるから、そのときには注意が必要ですね。それでも心が強い子どもは発言できるけれど、そうではない子どもは途端に発言できなくなってしまう。そのときには周囲の大人が「彼が発言しているんだから聞いてあげようよ」と言ってあげて、発言しやすい環境をつくってあげることが重要なんです。
 
――今日も中村コーチ自身が「ぼくも緊張しているんだ」とか「イケメンと呼んでね」とか、そんなふうに子どもの懐に飛び込んでいく感じもありました。
 
そうですね。ぼくが『イケメン』というあだ名をつけて自己紹介すると「えー!」という反応が返ってくるのはわかっているので、最初のコミュニケーションとして重要なんです。お互いに一気に近づけまう。
 
――今日はほかのコーチの方々もあだ名をつけていました。
 
そうですね。ぼくらは初めて会って60分や90分で別れてしまう関係なので、印象に残る名前をつけて一瞬で覚えてもらうことが必要です。「イケメンじゃないのにイケメンだ!」という感じで(笑)。
 
――時間が進むにつれてだんだんと子どもたちも慣れてきて、発言するときの壁も少しずつ取り除かれていった印象でした。
 
そうですね。子どもが簡単に越えられる壁ではおもしろくないので、物足りないならばちょっと大きな壁を用意してあげるんです。最後にゲームをするときにチームを決めるときも、大人がなにも手伝わないんです。そうすると自分たちがコミュニケーションをとらないと試合ができない。
 
――今日も「ゲームをやるよ!」で終わりでした。
 
はい。あのときに3分間という時間を決めるんですよ。そのなかで対戦相手を決めて、コートを決めて、それが終わったらスタートできる。時間制限を設ければ子どもが、早く準備しないと、という気持ちになるので、どうすれば早くできるかを考えるようになります。
 
――だれかが先導して動き始める感じですか。
 
それもあるし、みんなでやろうというもあるし、さまざまです。だいたいは余ってしまう子どもが出てくるんです。高学年なら、余ってしまった子どもに「自分から入れて? ってチャレンジした?」と聞いてみます。それも子どもにとってのチャレンジだと思いますから。逆に低学年なら、サッカーに夢中になっている子どものほうに声をかけるんです。「あそこに困っている子がいるよね?」と伝えてあげる。このときに「助けてあげれば?」とは言わないで「どうする?」と聞いてあげる。だいたい子どもは気づいているんです。だからすぐに行動を起こしますね。
 
――子どもは気づいているから、あとは踏み出せるかどうかだけ。そこでコーチが背中を押してあげるような声がけをするわけですね。
 
そうですね。それを大人主導でやってしまうと、次にまた同じようなことが起きてしまうから、次に同じことが起きないためにも、子どもたちがお互いで声をかけ合うことがすごく大事なんです。ぼくはスポーツはみんなが楽しめて初めてスポーツだと思っているので、子どもには『みんなが楽しめなかったらスポーツじゃないよ』と伝えています。
 
――最後には、ほとんどの子どもたちが今日の感想を手を挙げて話してくれるようになりました。
 
そうですね。今日はそこを目指していたので、あれだけの人数が前へ出てきて発言してくれたのは素晴らしいなと思います。次につながると思うんです。また元に戻ってしまうと思われるかもしれませんが、僕は、あの壁を乗り越えた経験や刺激というものは必ずあとまで子どもの心の中に残るものだと思っています。
 
 
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取材・文・写真/杜乃伍真

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