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サッカーコートの大きさは? 少年サッカーのコートサイズも解説

公開:2021年2月15日 更新:2024年4月 7日

キーワード:グラウンドのサイズコートサイズサッカーサッカーグラウンド

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サッカーのプレーをするフィールドのことを「コート」といいます。サッカーをする場所についての呼称は「グラウンド」「ピッチ」「フィールド」「コート」などいくつかの種類があり、試合をする場所であることは何となくわかるものの厳密にどんな違いがあるのかは意外と知らないもの。

「コート」は、グラウンドとほぼ同義語であり、スポーツを行う場所=競技場の総称として使われます。

サッカーを始めたばかりの人の中には、サッカーのコートがどのくらいの大きさなのかわからない人もいるのではないでしょうか。サッカーのコートは、サイズが規定されており、基本的にはどこにいっても同じ広さのコートでプレーすることができますが、実は、プロの世界でも、会場によって大きさが微妙に異なります。

この記事では、そんなサッカーコートの大きさについて解説します。また、少年サッカーにおけるコートの大きさについても取り上げているので、ぜひ参考にしてみてください。

<目次>

1.サッカーコートのサイズ規定
2.各エリアのサイズ
3.少年サッカーのコートの大きさは大人のサイズとは違う
4.まとめ

コートの大きさは規定されている

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サッカーコートに関しては、競技規則によってその大きさが規定されています。

競技規則によると、タッチライン(コートの長い方の辺)の長さは90m〜120m、ゴールライン(コートの短い方の辺)の長さは45m〜90mと定められています。また、国際試合の場合、これとは別の規定があり、タッチラインは100〜110m、ゴールラインは一般的なコートと同じく45m〜90mとなっています。ワールドカップやオリンピックの場合はタッチラインは100〜110m、ゴールラインは64m〜75mにしなければいけません。

ここからもわかるように、コートの大きさは規定こそされていますが、タッチライン・ゴールライン共に幅があるため、スタジアムによってコートの大きさや広さ、面積などは異なります。そのため、普段練習しているグラウンドから試合会場に行くと「今日の会場はなんかでかく感じる」ということもあるかもしれません。

なお、ラインの太さに関しては、12cmを超えてはいけない決まりになっています。

コートの各エリアのサイズ

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先述の通り、コートの大きさは競技規則によって決められています。これは、タッチライン・ゴールラインだけでなく他のエリアに関しても同様です。そこで、ここでは各エリアのサイズについて解説します。

ゴールエリア

ゴールエリアとは、ゴールキックの際にボールを置くエリアのことです。ゴールエリア内もしくは、ゴールエリアのライン上であれば、ゴールキックはどこからでも行えます。

ゴールエリアは、ゴールポストの内側を起点として5.5mの位置にゴールラインに対して直角となる5.5mのラインを2本引きます。そして、2本のラインの先端をゴールラインと平行になるように結ぶとゴールエリアが完成します。

ペナルティエリア

ペナルティエリアは、ゴールキーパーが手を使ってプレーできるエリアのことです。このエリア内で守備側がファールを犯すと相手チームにペナルティキックが与えられることがあります。

ペナルティエリアは、ゴールポストの内側を起点として16.5mの位置にゴールラインに対して直角となる16.5mのラインを2本引きます。そして、2本のラインの先端をゴールラインと平行になるように結ぶとペナルティエリアが完成します。

ペナルティマーク

ペナルティマークとは、先述のペナルティキックが行われる際にボールを置く場所を示すマークのことです。

ペナルティマークは、ゴールの中央からゴールラインに対して直角に11mの位置に直径22cmの円を描きます。

ペナルティアーク

ペナルティアークとは、ペナルティキックが行われるときに、キッカー以外の選手が離れなければいけない距離を示したものです。

ペナルティキックの際、キッカーとゴールキーパー以外の選手は、ペナルティマークから9.15m離れなければいけません。この9.15mを示すために、円弧が描かれています。

コーナーエリア

コーナーエリアは、コーナーキックのときにボールを置くエリアのことです。キッカーはこのエリア内もしくはライン上にボールを置いてコーナーキックを蹴ります。

コーナーエリアは、コーナーフラッグから半径1mの四分円を描いて示されます。

テクニカルエリア

テクニカルエリアとは、試合中にベンチの監督やコーチなどが選手に対して指示を出せるエリアのことです。テクニカルエリアに入れる人数は、各大会によって異なります。

テクニカルエリアは、ベンチの特定されている部分から左右に1m、タッチラインから1mの大きさで作られます。

ハーフウェイライン

ハーフウェイラインとは、コートを自陣と相手陣地とに区切る真ん中のラインのことです。ハーフウェイラインの長さは、ゴールラインの長さと同じになります。

センターサークル

センターサークルとは、コートの中央に描かれる円のことです。センターサークルは、ピッチの中央を起点として半径9.15mで描かれます。

なお、キックオフの際、相手選手はセンターサークル内に入ることができません。

少年サッカーのコート

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少年サッカーに関しては、1チーム8人制となり、コートの大きさもここまで紹介したサイズと異なります。

日本サッカー協会の競技規則によると、タッチラインとゴールラインは68m×50mとなっています。これは、大人のサッカーコートにおけるハーフコートくらいの大きさです。なお、この大きさに関しては会場によって変更されることもあります。

そのほかのエリアの大きさは、以下のようになります。

  • ゴールエリア = 13m×4m
  • ペナルティーエリア:29m×12m
  • ペナルティーマーク:8m
  • ペナルティーアークの半径:7m
  • センターサークルの半径:7m

なお、少年サッカーの場合、選手交代を行う交代ゾーンが設置される点に注意が必要です。交代ゾーンは、ベンチ側のタッチラインにハーフウェーラインを起点として左右に3m、計6mの範囲となります。

まとめ

今回は、サッカーコートのサイズと、少年サッカーにおけるコートのサイズについて解説しました。サッカーにおいては、コートの寸法が決められているため、プレーヤーも指導者もできるだけその大きさを覚えておくようにしましょう。覚えておくことで、プレーの際の距離感がつかみやすくなるほか、土のグラウンドにコートを作るときなどもスムーズに作れるようになるはずです。

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