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自信がつき課題を発見できる!小学5年生から公式戦をおこなう意義とは

公開:2016年9月 2日

キーワード:J-GREEN堺サッカー大会ニューバランス

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■子どもたちがプロのように扱われる機会も大事

さらに、練習試合とは違う発見も、公式戦では起こるもの。
 
「公式戦では激しいプレーも多くてケガ人も出ましたが、それくらい小学校5年生、6年生の選手達みんながすごく真剣に勝負をしている」(ニューバランス ジャパン・酒井氏)
 
この大会では負傷などへの対応を迅速に行うヘルスケア部門も用意され、普段、大会慣れしていない子どもたちが、試合中のケガや熱中症などでどう処置をすればいいかということも、大会に協力した社団法人日本健美痩総合メディカル鍼灸協会を通じて、選手やスタッフに伝えられました。そういった体験も、「子どもたちにとってすごく貴重な場になっていると思います」(ヘルスケア担当;西本健一氏、石原龍馬氏)。
 
そして、「プロみたいに扱われるというのは、子どもたちにとっては初めての経験だと思うが、そういったサッカーに対する真剣な取り組みを表現することも大事」(ニューバランス ジャパン・酒井氏)という意図のもと、決勝ではJリーグのデータ分析でもおなじみ、データスタジアムのスタッフが加わり、子どもたちの試合のデータが計測されていました。
 
「データについては、いい指標にはなると思います。パスがどれくらいつながったとか、パスがどれくらい多いとか、どういうところでボールが動いているかとか、そういうのが傾向として出て、じゃあ何が(いいのか)というのは、あまりそういうのは小学生のところではやりたくてもできないので。そういった意味ではいい参考になるのかなと思います」と横浜F・マリノスプライマリーの永山監督も言うように、数値化されることで分かることも多いだけに、ジュニア年代でのデータ活用という面でも、新たな可能性を感じさせるものにもなりました。「もっと興味深く、スポーツ科学の研究も、真面目に取り組んで、育成年代からきちんと取り組んでいきたい。突拍子のないことで目立つよりも、地味だけど、そういった興味深いことを真面目にやっていきたい」とニューバランス ジャパン・酒井氏。このようなU-11の公式戦が継続的に開催されれば、ジュニア年代もさらなる活性化が見込まれるだけに、今後の活動にもさらに注目していきたいものです。
 


 
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取材・文 前田敏勝

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