サッカー豆知識

2011年2月27日

サッカーのルール、どこまで知ってる?プロ野球のように場所で異なるピッチの大きさ

シンプルなように見えて、奧が深いサッカーというスポーツ。このコーナーでは意外とよく知られていないサッカーのルールについて見ていきます。まずはルールを知らなくては始まらない!ということで、楽しく学んでいきましょう。

■サッカー場の大きさってどこも同じじゃないの!?

サッカーを行うピッチの大きさを意識したことはありますか?サイドラインがあって、コーナーフラッグが立っていて、センターサークルがあって・・。中高生の公式戦やJリーグ、海外のプロリーグなど、様々な場所やカテゴリーで行われているサッカーのピッチは、当然、どこも同じ広さで行われていると思っていませんか?ところが、ピッチのサイズは微妙に異なっているのです。国際試合の規定では最大で縦110m、横75m、最小では縦100m、横64mと定められ、この範囲内ならサッカーの公式戦として認められるのです。ちなみにワールドカップやオリンピックでは基本的に縦105m、横68mとなっており、日本のJリーグではこの大きさが標準サイズと認識されています。

 日本サッカー協会の規定を見てみると、もう少し解釈の幅は広くなります。縦の最小が90m、最大で120m。横の最小は45m、最大は90m。つまり、日本サッカー協会の規定にのっとって最小のフィールドを設定した場合、縦90m、横45mとなり、国際試合の規定とは縦で20m、横で30mも差が生まれることになるのです。

 こうした差異があることを少し意識して、TVでサッカーを観戦してみるのも面白いでしょう。Jリーグでは一定の大きさを採用しているのですが、海外のプロリーグなどではこのスタジアムは少し小さめ、ここは少し大きめというように違いが分かる場合があります。クラブによってはホームスタジアムの広さにあわせて自チームの戦術を調整することもあり、同じサッカーでも行われる場所によって戦い方に微妙な差が生まれる場合もあるのです。

■一方、ゴールマウスの大きさはどこも同じ!?

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