インタビュー

2016年9月 9日

「あえて"痛い思い"をさせる」元日本代表ボランチ福西崇史が子どもにサッカーを教えない理由

■サッカーパパにおすすめの"つぶやきアドバイス"とは

試合を見た後のアドバイスはほとんどしない福西さんですが、代わりに行っているのが“つぶやきアドバイス”です。サッカー解説者の福西さんは、自宅のテレビで欧州サッカーやJリーグなどをチェックしています。子どもが隣にいるときは、試合を見ながら感じたことをぼそっとつぶやくそうです。
 
「今の逆サイドに展開したほうが良かったな……」
「ボランチのところでボールが落ち着いてないな……」
「ちょっと動き出すタイミングが遅かったな……」
 
試合を見ながら子どもにとってヒントになりそうな場面があれば、ぼそっとつぶやく。子どもが福西さんの言葉に食い付いてきたら詳しく話し、なにも言ってこなければそれで終わり。あくまでも自分から気付かせるのが福西さんのスタンスです。
 
「小学生のうちは、サッカーの戦術的な話よりも、技術的な話をメインにつぶやいていましたね。今は高校生、中学生になってある程度サッカーが分かってくるので、ぼやきの内容も変えます(笑)」
 
適度な距離感で子どもと向き合い、やる気を引き出す福西さんの子育て術。サッカー少年・少女を持つ親にとって参考になるのではないでしょうか。
 
※次回は福西さんが現役時代にプレーした「ボランチ」というポジションについてのアドバイスをお聞きします。
 

元日本代表ボランチ福西崇史さんが、
ボランチで上手にプレーするためのコツを伝授!
 
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