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インタビュー

「お母さんはいつもぼくたちの味方になってくれた」日本代表MF清武弘嗣の少年時代

2016年6月23日

前回は厳しかった父親とのエピソードを語ってくれた清武選手。後編となる今回は、兄弟や母とのエピソードや小食として知られる彼の食事の考えかたなどについて話してもらいました。(取材・文 前田陽子 写真 波多野友子)
 
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<<「ぼくは殴られたことにも感謝している。そこに愛情を感じていたから」日本代表MF清武弘嗣、父との絆
 

■外国の人はみんな自分の国のことを知っている

― 小学生のころは、どんな子どもでしたか?
 
「サッカーしかしていなかったですね。他になにをしていたかは覚えていないです(笑)。小学生のころは、ランドセルとサッカーバッグを一緒に背負って、サッカーボールを蹴りながら登校していました。得意科目はもちろん体育。国語などは苦手でした。すごく勉強をしたということはないですけど、人並みには勉強していましたよ。帰宅してからは宿題もきちんとやっていました。通知表がわるいとサッカーができなくなるというようなことはなかったですが、そこはきちんとやっていました」
 
― 海外でプレーするようになって、やっておけばよかったと思う教科はありますか?
 
「びっくりしたのですが、外国の人ってみんな自分の国のことをよく知っているんですよね。ハノーファーのチームでは食事の前に必ずクイズ大会がありました。この前のお題はフランクフルトから羽田空港まで、どれくらいの距離があるか、というもの。『日本人なんだから、当然知っているよな』という顔で聞かれるわけですが、ぼくと宏樹(酒井選手)は知らなくて。結局、ぼくらのいたグループがビリになりました(笑)。人口や地理の問題もよく出るし、歴史がチームメイトとの話のきっかけになったりもします。サッカーでも仕事でも、将来、海外で挑戦したいという気持ちがあるなら、社会科は役立つので勉強しておきましょう。もちろん語学も。コミュニケーションをするうえで基本になりますから」
 
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■父親同様に厳しい母。兄弟の仲のよさは、いまも変わらない

― お母さんはどんな人でしたか?
 
「お母さんはいつもぼくたちの味方になってくれました。けど、甘やかすわけではなくて、親父同様、とても厳しかったです。ぼくが中学くらいのときに親父が単身赴任で東京に行ったんですけど、それからお母さんは厳しくなりました。お父さんの変わりをしなくちゃいけないと、気合いが入ったんじゃないかと思います(笑)。
 
サッカーのことはなにも言いませんでしたが、私生活のことでぼくも弟も相当怒られました。ぼくは周りに流されやすいタイプで、夜遊びに行くというのではないですが、高校生のころはひょいひょいだれにでも付いていってしまうことがあって…。門限が19時に決められていました。その当時は窮屈だと感じていましたが、いま思い返すと必要だったと思います」
 
― 兄弟3人はケンカをしましたか?
 
「男3人は最高ですね。一緒にサッカーをして、お互いに高め合ってきたと思います。もちろんケンカもしましたけど、すごく仲がよかった。ぼくたちが小学生のころに住んでいたのは、リビングに台所と小さい部屋のある狭い家。ぼくたちの部屋はなくて、全員で川の字で寝ていました。兄弟のだれかが親父に怒られて号泣すると、残りの二人と一緒に小さい部屋に集まって慰め合う。懐かしい。いい思い出です。
 
いまは親父も含めて4人で年に2回はゴルフに行きます。その時間はめっちゃ楽しいです。男兄弟でよかったと実感します」
 
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