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インタビュー

2011年5月15日

『プロでも4級でもピッチで判断すべきことは同じ』プロフェッショナルレフェリー西村雄一さん

キーワード:審判

審判という立場は、どんなに一生懸命に仕事をしても、チームを応援するサポーターからすると時として受け入れ難い存在になってしまいます。うまくいかなかったことの矛先になることも多々あります。でも、サッカーに審判は不可欠な存在。何のために自分がいるのかということを見失わないようにすることが大切ですね」

■「この試合が選手たちにとって未来に輝く1試合になる、ということを思ってレフェリングしてほしい」

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プロフェッショナルレフェリーであっても、4級のお父さんであってもピッチで判断すべきことは同じです。そこで審判の極意を伝授していただきました。

「選手やサポーターから審判は敵視されがちですが、敵ではないんです。審判は選手のためにあるということが理解されない場合があることもあるかもしれません。。でも、私が審判をする時には、この試合が選手たちにとって未来に輝く1試合になるんだ、ということを思ってレフェリングしています。審判がそういう思いを持っていたら、選手にもサポーターにも保護者のみなさんにも受け入れてもらえるのではないでしょうか。サッカーは相手より点が取れれば勝利するスポーツです。そのスポーツをサポートするのが審判で、"(審判は)選手のためにいる"のです。

イエローカードやレッドカードをもらう選手がいますが、その選手の人間性が悪いわけではありません。ただ、カードに値する行為をしてしまっただけ。罰則されるのはその「行為」であって、その「人」ではありません。審判がカードを出すときには、「今の行為はイエローカードに値しますので告知します」という気持ちを持ってその選手に対してではなく、フィールド全体に行き渡るように示すと、ゲームのントロールに有効的だと思います。

"カードをもらうようなことをしてしまったんだんな"と選手が感じられるように接することができれば、選手はフェアプレーの心を思い出し、プレーに集中してくれるはずです。 ワールドカップでも、Jリーグでもジュニアの試合でも、カードに値する行為に違いはないので、同じように対応する。そうすることで、その選手が、未来の大事な試合で同じような行為でカードをもらわなくなることに繋がる。ですから、カードに値する行為があった時には選手の年齢やカテゴリーに関係なく、ちゃんとカードを提示することが選手のためにも大切なことです。

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取材・文/kilohana 前田陽子、写真/木鋪虎雄

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