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子どもが心肺停止!あなたはどうする!?AEDの使い方

公開:2014年11月19日

キーワード:AED

■まずは身近な人を助ける術を身につけましょう

どうでしょうか? 「心停止」「命の危険」と聞くと尻込みしてしまいますが、AEDの使い方は上記のように特別な知識や技能を持たない人でもガイダンスに従えばできるように考えられています。もちろん、大人用、子ども用があるわけではなく、子どもたちにも同じように使用できます。
 
また実際のケースとして、子どもが親に対してAEDを使用して救命した実例もあり、親子でAEDの使い方を学ぶ講習会に参加するのも有効かもしれません。どうしても不安な場合は消防署などで行われる講習会に参加しておくことも重要です。
 
「だれかがやってくれる」「自分がこんなシーンに遭遇する確率は低い」
 
安全を尽くしても突然だれにでも起こり得るのが、心停止の恐ろしいところです。あなたや、あなたの家族に起きてもまったく不思議はありません。
 
「できることがあるのにできない」ことほど虚しいことはありません。喜熨斗さんをはじめ、救急救命に関わる人たちはスポーツ現場で起きた事故の際に、よりよい対処方法を普及させるべきだと声を揃えます。
 
コーチだけでなく親がサッカーやスポーツに限らず、どんな場面でも命に危険が及ぶ可能性があることを知り、AEDの使用方法を学んでおくことが必要なのではないでしょうか。周囲に居合わせたすべての人が、AEDを迅速に使用できるようになれば、助かる命は飛躍的に増えます。まずは、一人ひとりが身近な人を守る術を身につけることが、その第一歩です。
 
最悪の場に遭遇したときの最善を考え、AEDについて、AEDの使用方法について改めて考え、行動につなげましょう。
 
AEDの使い方の動画はこちら 東京マラソン2013HP「AED」より
 
 
喜熨斗智也
救急救命士。国士舘大学体育学部こどもスポーツ教育学科助教、一般財団法人日本救護救急財団代表理事、「減らせ突然死プロジェクト」実行委員会事務局員。国士舘大学大学院スポーツ・システム研究科救急救命システムコースを修了。マラソン大会におけるモバイルAED隊(AED等の救護資器材が入ったバッグを背負い自転車に乗ってコースを巡回する救護隊)を駆使した救護体制の構築、集客施設等における病院前救護救急体制の構築、救急救命士の社会的利活用に関する研究を専門とする。
 

 

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取材・文・写真/大塚一樹

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