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マークする選手を待つときは止まる? 止まらない? いまさら聞けないマークの基本

公開:2015年4月 2日 更新:2023年6月30日

キーワード:マーク

答え 「マークする(アクションを起こす)相手を止まったまま待たない」
 
【いい例】
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【わるい例】
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そもそも止まった状態では、攻撃側にプレスをかけることはできませんし、ボールも奪うことはできません。自分の近くにいる敵のアクションに対する責任は自分にあり、もしその敵がアクションを起こしたのならボールを奪うために対処しなければいけません。守備側が止まってしまったら敵は簡単に空いたスペースを利用してゴールを狙うことができます。
 
たとえば、ペナルティエリアの左45°付近で敵がボールを持っているとします。すると、その敵は「センタリングを上げようか」「スルーパスを出そうか」とペナルティエリア内の様子を把握するために顔を上げて確認します。その瞬間、中央にいるFW、もしくは左サイドの選手はセンターバックの裏のスペースを狙って走り込むわけです。
 
このときにジッと止まった状態だと、完全に裏をつかれてフリーでシュートを打たれてしまうので、センターバックは走り込んだ選手にシュートを打たせないように並走し、センタリングやスルーパスを阻止しなければいけません。「常に相手とボールを確認できる体の向きを作る」ことが原則ですが、マークすべき敵がゴールに向かうパスやセンタリングに走り込んだときは、“ 止まらず ”にその敵を自由にプレーさせないようにコントロールすることが大切です。
 
難しいのは、「ついていくのか」「ついていかないのか」の判断です。相手もマークを外そうと連携をはかるので、ワン・ツーを使って一瞬で裏のスペースに抜け出したり、どの守備からもマークがつけるような曖昧なポジションをとりながら裏のスペースでパスを受けるのが上手な選手もいます。
 
パス交換をすれば、守備はボールを受けた選手の方に体の向きを変えますが、そのときに動きを止めてしまう選手が多く見かけます。攻撃の選手は常にフリーの状態でパスをもらえるように動いているので、守備側にとって大切なことは動いている選手を視野に入れながら“ 止まらず ”にプレーを続けることなのです。
 
“マーク”についてのポイント3は4月中旬ごろ配信予定です>>
 

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構成・文/木之下潤

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