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親子でチャレンジ

サッカー少年の親はサッカーを知らなくたっていい!?

2014年12月11日

キーワード:サンフレッチェ広島大学サッカー

本日11日から開幕する第63回全日本大学サッカー選手権大会(通称:インカレ)。大学ナンバーワン決定戦と言える同大会には、50名近くのプロ選手を輩出している流通経済大学も出場します。今年もJリーグに1名、Kリーグに1名の選手がプロ選手としてのスタートラインに立つ権利を得ました。なかでもサンフレッチェ広島に内定を決めたDF川崎裕大(やすまさ)選手は、174センチというCBとしては決して長身とは言えない体格ながら、地上戦だけでなく、空中戦でも無類の強さを発揮する、Jリーグでも活躍が期待される選手です。
 
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対人に強くロングフィードも正確な川崎選手
 
今回サカイクでは、川崎選手にお話を聞くに当たってひとつのお願いをしました。「Jリーグ内定選手のインタビュー」はよくありますが「保護者のための」No1.サッカーサイトを自認する身として、川崎選手のお母さんにもお話を聞きたい。そこで川崎選手本人のインタビューにお母さんも同席してもらい、子どもの頃から現在までの成長ぶり、子育てについて、Jリーガーになるということについてインタビューさせていただきました。
 
「照れくさいっすよ」(川崎選手)
「こんなにちゃんと聞くのは初めて。そんなことあったんだ」(お母さん)
 
双方が初めて聞く話も多くなった今回のインタビューは、お母さんの意外な言葉からスタートしました。(取材・文 大塚一樹 写真提供 大学サッカー連盟)
 
 

■息子のサッカーに口出しはできない

「わたし、サッカーを全然知らないんですよ」
 
川崎選手のお母さんは笑いながらこう言います。とはいえ、小学校から大学までサッカーを続ける息子のサポートしてきたお母さんです。川崎選手にはふたつ上のお兄さん、ふたつ下の弟がいるので、サッカーに触れた年月は相当なもの。謙遜だろうと思っていると、川崎選手も苦笑いにも似た表情で言葉を続けます。
 
「本当にサッカーのことは何も知らないんですよ」
 
川崎選手によれば、お母さんはサッカーのルールはもちろん、選手やチーム、およそサッカーのことに関してはまったく知識がないと言います。
 
「サンフレッチェを知らなかった人ですからね(笑)」
 
川崎選手がサンフレッチェ広島内定を報告したときも「そうなの? それでどうなるの?」とまったくピンとこない様子で、感動の報告とは程遠い肩透かしを食らったというのですから、筋金入りです。
 
「それで助かった部分もあると思います」
 
 

■身体の心配はうるさいくらいに

川崎選手にはお母さんからサッカーについてああしろ、こうしろと言われた記憶がありません。プレーについての話をした記憶もないそうです。
 
「わからないからプレーの話をしようとは思わなかったですね」
 
お母さんは言います。
 
「逆に身体のことは心配でしたね。高校から寮生活だったので、ちゃんと食べているのかとか、ケガをしていないかとかは心配でした」
 
川崎選手もうなずきます。
 
「そういうのはすごかったですね。子どもの頃から忘れ物ないかとかはしつこく聞かれました。手にボール持ってるのに『ボール持った?』って何度も 聞いてきたり。うるさいくらい(笑) あの調子でサッカーのことまで口を出されたら面倒くさかったと思います」
 
サッカーに関してはわからないから口を出さない。でも自分の領域、母親としてできることはつねに気をかけている。お母さんはそんな接し方で二十数年間川崎選手を育ててきました。

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取材・文/大塚一樹 写真提供/大学サッカー連盟

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