いま、自分に何が必要でどんな行動が求められているか。考える習慣をつける事で「考動力」が磨かれる

凡事徹底――九州の小さな町の公立高校からJリーガーが生まれ続ける理由　の平岡和徳さんの最新書籍が発売になりました。

全体練習は1日100分。勉強や食事、休息をサッカーにつなげるために24時間をどうデザインするか生徒たちに考えさせる。生徒たちの自立を促す指導で植田直通、車屋紳太郎ら現役日本代表をはじめ、過去には巻誠一郎、谷口彰悟ら50人近くのJリーガーを輩出した大津高校サッカー部総監督の平岡さん。

九州の小さな町の公立高校サッカー部を全国大会常連のチームに育て、現在は宇城市教育長も務める平岡和徳さんが語る子供が夢中になって取り組む姿勢を引き出し、よりよく生きる力を育む教育法。

サッカーの枠を超えて、保護者、教員、スポーツ指導者、全ての人に通じる、大人も子供も成長できるバイブルです。

筆者の言葉（一部抜粋）
「夢を持つことが子どもたちの心の成長、人間的な成長につながり、自分の人生をより豊かにし、よりよく生きていく上でとても大きな意味を持ちます。

子ども達1人1人が夢の実現に向かって自己を鍛え、心を磨き、精一杯生き抜く力となるよう、「年中夢求」という言葉を使って、その大切さを伝えてきました。

そうした経験から、私なりに見えてきたこと――諦めない才能の育て方、子ども達の夢の育み方、よりよく生きる力と、夢を叶える力の育て方――をまとめたのが本書です。

児童虐待や子どもの貧困、スポーツの現場におけるパワハラや体罰、部活動のブラック化、教員の働き方改革等、子ども達を取り巻く環境においても、昨今は様々な問題が浮かび上がってきています。

そうした中、家庭や学校、地域社会、つまり周りの大人達は、子ども達にどう関わっていけば良いのか。そのことを考える上で、ヒントにしていただけたら幸いです。」

【主な目次】　
第１章：家庭で育てる
生活習慣がすべてのスタート
「言われてやる」から「自主的にやる」、そして「夢中になる」へ
失敗から学び、失敗を糧にする
水を与えすぎてはいけない
夢を膨らますことができる環境を

第２章：学校と育てる
職業は教師。仕事は人づくり
ICTが進むからこそ、「徳」「体」が大切になる
部活動が果たしてきた役割と、これから
自分で考えるから、進路も自分で選択できる
「本気のオーラ」が、「心に火をつける」

第３章：地域と育てる
安心・安定できる環境をどう作るか
人材育成にも「ストーリー」を描く
「外を見る」ことの重要性
地域に役立つ人材育成
家庭と学校、社会の三位一体をいかに構築するか

発売日：2019年6月20日
出版社：内外出版社
単行本：ソフトカバー208ページ
価格：1,400円（税別）
購入先：全国書店、インターネット書店