1. サカイク
  2. コラム
  3. 勉強と進路
  4. 「やりたいと言うからやらせたのに」は子どもの負担に!子育てのプロに訊く親の心得

勉強と進路

「やりたいと言うからやらせたのに」は子どもの負担に!子育てのプロに訊く親の心得

2016年3月11日

キーワード:お母さんやる気子育て学習教室ガウディア悩み習慣考える力足立明美

「サッカーをやりたいというからチームに入れたのに、一生懸命さがいまいち伝わってこない。もっとがんばってほしい」
 
「集中してものごとに取り組むことができない。どうしたら集中できるようになるだろう」
 
あなたはお子さんの行動をみて、このように歯がゆく思ったことはありませんでしたか? サカイク編集部にも似たような意見が多数寄せられています。今回は、そんな読者の悩みを、30年間多くの子どもたちを見てきた“子育てのプロ”足立明美先生にぶつけてきました。(取材・文 竹中玲央奈)
 
IMG_2553_s.jpg
 

■“集中できない”のか“集中しているけど時間がかかる”のか

【読者からの質問】
子どもがさまざまな局面で集中していない場面が見られますが、どうすれば改善できますか?
 
【足立先生の回答】
“集中できない”というのがどの範囲なのか、またお母さんがどのように捉えているのかがポイントです。“集中できない”と思うのは、どんなときですか? 短い時間で早く終わらせるという意味で「集中して早くやりなさい」という親御さんもいますが、子どもによってはペースや取り組み方はそれぞれです。しっかりと、その子を見極めてあげないといけません。もしかしたら、その子なりの集中をしているかもしれないですよ。
 
 
【読者からの質問】
「うまくなりたいと言うわりに、チームの練習以外ではあまり練習をしない。これでいいのでしょうか? 正直に言うと、自主練などをしてもっとやる気をみせてほしいです」
 
【足立先生の回答】
サッカーにかぎらずスポーツを練習するときには、きちっとしたコーチのもとであれば悪い癖を直してもらえますが、自分1人で練習しようとすると、悪いところまで伸びてしまうこともあります。その結果、上手くならなくなるということもあります。これは学習にも当てはまることですよね。1人で黙々と漢字練習をやっていても、簡単な漢字のミスを繰り返してしまうこともあります。近くにいるお母さんが気づいてあげることは重要です。
 
サッカーでも、チームに入っているのであればそこで一生懸命やるのがまず重要です。そこでエネルギーを使い果たしているかもしれないのですから。チームに入っていたら、チームの練習が一番です。体力を維持するために走るとか、ボールに慣れさせるためにはヘディングやキックを1人で軽くする必要があるかもしれませんが……。
 
子どもが上達しない、熱心にやってくれないというときには、まず立ち止まってみることが大事です。極端な話ですが、そのときに子どもの気持ちがサッカーに向いていなければ辞める決断もありだと思うんです。「子どもがやりたいと言うからやらせた」と親は言いますけど、最終的にそれをやらせたのは親なのですから、そこを間違えないように。勉強でもサッカーでもその他の習い事でも、上手くいっていないと感じたときにはちょっと立ち止まることです。もちろん親としては最短距離を進んでもらいたいと思うのは当たり前です。ところが、それが子どもにとって大きな負担になっている場合もありますから、しっかりと見極めてあげないと。
 
adachiakemi_02.jpg
ご自身の息子さんも小学生のころはサッカー少年団に属していたという足立明美先生
 

■がんばるお母さんの多くが子どもに「がんばりなさい」と言っている

【読者からの質問】
子どものサッカーへのサポートをするためのアドバイスが欲しいです。
 
【足立先生の回答】
ママたちには「がんばりすぎなくていいですよ」と伝えたいです。がんばっているお母さんは子どもにいつも「がんばりなさい」と言いがちです。お母さんも”がんばらなきゃ”と思ってるのではないでしょうか。試合の日には、ママ友と車を出しあうこともあると思います。そういうときに気をつけたいのは、“友だちに頼めることは頼む”ということです。子どもがスポーツを続けていると、ときにママの体調が悪くなることもあるでしょう。そういうときに、「絶対に自分がやらなければいけない」とがんばるのではなく、誰かに頼めばいいのです。お母さんがお願いする勇気を持つと、結果的に子どももスポーツを長く続けられると思います。子どもの遠征の時に自分が車を出す当番のとき、都合がつかないときは誰かにお願いしても良いんです。みんながそういう気持ちであれば協力しあえると思います。
 
 
【読者からの質問】
子どもが習い事を複数やっていることで、勉強させる時間がありません。
 
【足立先生の回答】
子供がやりたい、できると思っていても、大人が「時間がない」というと、子どもは素直にそれを受け止めてしまいます。もしお母さんが「時間がないから無理だよ」といった時点で時間はなくなるんです。思った時点でなくなるので、“時間を上手く作れるんじゃないか”と思うことが重要です。ただ、その時間はまとまった時間でなくても良いと思います。時間を作るというとまとめて1時間と考えてしまいますが、朝ごはんの前の15分やお風呂に入る前での10分とか、そういう細切れの時間の中で習慣化していければ良いのではないかな、と思います。あとは、”子供のために時間を作る”のではなくて、親のライフスタイルに取り入れても良いと思います。10分とか20分という時間は間違いないなくあるんですから。
 
 

<告知>
学習にも“考える力”を習慣づける指導を!足立さんも指導員を務める学習教室ガウディアの詳細はこちら>>
gaudeia_sama_banner01.jpg
1
取材・文 竹中玲央奈

関連記事

関連記事一覧へ

勉強と進路コンテンツ一覧へ(48件)

コメント

  1. サカイク
  2. コラム
  3. 勉強と進路
  4. 「やりたいと言うからやらせたのに」は子どもの負担に!子育てのプロに訊く親の心得

Pickup

サッカースクール検索サイト ケリなび

週間記事ランキング

  1. 『リスペクト宣言』って知ってる⁉ 公式戦で大声や怒声を響かせるのは、もう止めよう
    2016年11月30日
  2. 正確に止めて蹴るプレーが速さにつながる!その秘訣は「軸足」と「姿勢」にあり
    2016年12月 1日
  3. 球際の競り合いで勝てるようになる!ルーズボールを奪う3つのコンタクトスキル
    2016年12月 5日
  4. 中澤佑二選手に聞く、周りに差をつけた食事へのこだわりとは?
    2016年11月29日
  5. 押し出すインサイドキックはNG?長い距離でも減速しない正確で速いパスの蹴り方
    2016年11月28日
  6. サッカーパパ・ママ必見!子どもの"積極性"を育むバディ流子育て7のコツ
    2016年12月 2日
  7. 意外と知らない!メッシやクリロナのように速くドリブルをする3つのコツ
    2016年11月25日
  8. サッカー少年を伸ばす親はなにが優れているのかがわかる記事7選
     
  9. ウチの中でも簡単にできる!こっそりサッカー自主トレーニング
    2012年6月26日
  10. ジャージorピステ 寒い日に用意したいのはどっち!?
    2011年10月16日

一覧へ