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インタビュー

超攻撃的チーム「バルセロナ」の象徴がDFのプジョルである理由

2011年12月15日

キーワード:クラブワールドカップスペインバルセロナ守備知のサッカー

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欧州王者バルセロナのキャプテンとして、チームを牽引するカルレス・プジョル。勝利への執着心は誰よりも強く、「闘将」と表現するにふさわしい選手です。彼はクラブワールドカップや欧州チャンピオンズリーグを始め、あらゆるタイトルを総なめにしています。スペイン代表としても、2008年の欧州選手権、2010年の南アフリカW杯と立て続けに優勝を果たしました。
 

■「バルサの象徴」であるプジョルのメンタリティ

栄光の歴史を歩んできたプジョルですが、向上心はとどまるところを知りません。そして、それこそがトップレベルの選手で在り続ける、彼の最大の強みでもあります。
 
プジョルのパーソナルコーチとして、プレーの改善や戦術的なアドバイスを行なっているのが、サッカーサービス社のダヴィッド・エルナンデスコーチです。ダヴィッドはプジョルのメンタリティについて、こう言います。
 
「私は子どもからプロフェッショナルまで、多くの選手のサポートを行ってきましたが、これほどまでの“精神的な強さ”を持った選手は、数えるほどしか存在しません。プロとして果たすべく責任を100%理解して、全力で取り組み、『どうすればもっと良い選手になれるか?』を常に考え、改善方法を探しています。彼こそが、真のプロフェッショナルです」
 
プジョルはバルサのキャプテンであり、象徴です。ダヴィッドはプジョルの人間性をこう称しています。
 
「バルサにとってプジョルはなくてはならない存在です。チームが困難な状況に陥ったとき、彼のようなパーソナリティを持つ選手が重要になります。バルサのチームメイトは、プジョルが自分のことよりも、まずはチームについて考えることを知っています。彼の人間性を表すエピソードはたくさんあります。たとえば、2010-2011のチャンピオンズリーグで優勝したとき。本来ならばキャプテンであるプジョルが優勝カップを受け取るはずなのですが、その役割を、重病から復帰したエリック・アビダルに譲ったのです」
 
チームを思う気持ちと強烈なキャプテンシー。それに加えて、高い技術とフィジカル、戦術眼を持っているからこそ、プジョルは世界最高峰のクラブで長くピッチに君臨し続けているのです。ダヴィッドはプジョルのプレーについて、こう分析しています。
 
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■バルサのDFに求められるのは高いインテリジェンス

「彼の一番の強みは、プレー中の集中力と決断力にあります。多くの人々は、彼の野性的で闘志溢れるプレーに注目しますが、彼を優れたディフェンダーたらしめる要素は、プレーにおける分析力と集中力なのです」
 
ディフェンダーは一瞬のスキが命取りになります。プジョルが日々対峙する、世界トップクラスのアタッカーは、少しの緩みも見逃しません。高い集中力を持続させてボールを奪い、素早く攻撃へとつなげる。それがバルサのセンターバックに求められるスキルでもあります。
 
プジョルはかつてFWとしてプレーしており、技術レベルは高いものがあります。そのことが、ボールとの関係を重要視するバルサにおいて、アドバンテージとなっています。ダヴィッドは言います。
 
「バルサのディフェンダーとしてプレーするためには、ただ相手の攻撃を食い止めるだけではなく、攻撃の起点としてプレーする技術、インテリジェンスが求められます。それはグアルディオラ監督が常に強調していることです。その点でも、プジョルは効果的なパスを選択することができ、簡単にはボールを失うことのない技術を持っています。攻撃の起点として、計算できる選手なのです」
 
守備だけでなく、攻撃の第一歩としても活躍するプジョル。クラブワールドカップでも、彼のプレーから目が離せません。
 
 
 
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ダヴィッド・エルナンデス・リヘロ//
 David Hernández Ligero
現在、サッカーサービス社においてテクニカル・ディレクターとしてクラブコンサルティングを担当。また、プジョルのパーソナルトレーナーを務める。カタルーニャサッカー協会副テクニカル・ディレクターやVic大学「フットボール方法論」教授などを兼任する。
 
 
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取材協力/株式会社Amazing Sports Lab Japan 文/鈴木智之 写真/小川博久

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