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インタビュー

自分のできることに集中する‐森保一【File.2】

2011年4月15日

世界中の様々なスター達はどんな幼少期、少年時代を過ごしたのでしょう。彼らの知られざる一面や苦労、努力の一端に触れるこの連載。今回はアルビレックス新潟でコーチを務める森保一さんのストーリー、後編です。

オフトさんが代表監督になっていなければ僕は選出されなかった

マツダSC東洋での念願のデビュー戦は、自らのファウルでPKを献上し惜敗という苦いデビューだったといいます。

そして、これによりレギュラー、トップチームへの昇格も遠のいたかに思われました。 しかし、初スタメンを飾った試合で守備的MFに入り、目覚ましい活躍を見せます。それが当時、マツダサッカークラブの監督をしていたハンス・オフト監督の目に留り、トップチームへ引き上げられました。

「すぐにトップチームの試合には出られませんでしたが、3年目からはレギュラーを掴むことができました。そして、1992年にオフトさんが日本代表監督に就任することになり、僕のことを選出してくれたんです。オフトさんが代表監督になっていなければ僕は選出されなかったと思います。本当に人との出会い、運を感じています」

当時の日本代表はラモス瑠偉さんや三浦知良さん(横浜FC)、中山雅史さん(コンサドーレ札幌)、北澤豪さん、井原正巳さん、柱谷哲二さんなどのスター選手たちが多く選出されていました。 決して有名な選手ではなかった森保さんは、このスター軍団の中にあっても自分のスタンスを崩さずサッカーと向き合っていました。

「日本代表でも自分のできることに集中をしていました。僕は、普通の選手でしたが周りを見るとみなさんスター選手。テレビや雑誌で見る人たちばかりでした。でも、同年代の選手、同じポジションの選手と自分を比較しても何も変わりません。それよりも、もっと上手くなるためにはどうすれば、いいのかと考え、自分がやるべきことに集中していました。選手キャリアを通して、そのスタンスは変わりませんでした。だから、もちろんトレーニングは一生懸命に取り組み、練習後には体をケアし、オンオフの気持ちの切り替えもしっかりとやっていました。そういった面が長く現役を続ける上では大きかったと思います」

いつか小学生を指導したい。
チームバスを運転して試合に連れて行く。将来の目標の一つです(笑)

地域リーグのレギュラーも掴めなかった不遇の時代を経験した後、日本代表までキャリアアップした森保さんは35歳まで現役生活を続け、その後、指導者の道へ進みます。そして現在の目標はJ1、J2、JFLなどのチームで監督をすること。

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