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指導歴4年で奈良県大会優勝「GKを使ってボールを前に運ぶ、ビルドアップトレーニング」

公開:2024年4月 4日

キーワード:COACH UNITED ACADEMYcoachunited指導者練習メニュー

2021年に奈良県協会にチーム登録し、3年で県大会優勝。全日本U-12選手権に出場したスフォンダーレSS。U-12のコーチを担当するのが、指導歴4年の依田章宏コーチだ。

わずかな指導キャリアながら結果を残す依田コーチは、指導開始当初からCOACH UNITED ACADEMYに入会し、トレーニング動画を参考にしてきたという。

そんな依田コーチが実践する「GKを使ってボールを前に運ぶ、ビルドアップトレーニング」。動画後編では、実戦に近いトレーニングを通じて、選手個々の認知・判断に働きかけ、グループでボールを動かすことにチャレンジしていく。(文・鈴木智之)
※この記事はCOACH UNITEDからの転載です

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相手の矢印をコントロールする

後編のテーマは「基礎技術を使って、ボールを前に運ぶ実践練習」。トレーニングは「2対1+2対2+2対1+2サーバー」を行う。

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グリッドを3つのゾーンに区切り、両端にサーバーをそれぞれ配置。攻撃は1つのゾーンに最大3人まで、守備側は2人まで入ることができる。

攻撃側は数的優位を活かし、ゾーンを1つずつ前進していく。逆サイドのサーバーにパスを通すか、ドリブルでラインを突破すれば1点となる。

依田コーチは「ボールを持ったら、まずはゴールを観ること。ゴールの方向へ体を向けるので、サイドの選手の場合、ボールの置き場所は縦になる」と、ゴール方向を目指すことを強調。

「すると、相手の守備はサイドにスライドしてくるので、前を向いて、縦につけれるなら出す。縦が閉じられたら、相手の矢印をコントロールして、逆サイドを向いていこう」

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このとき、自陣のサーバーは前目にポジションを取り、味方選手を前に押し出していくことがポイントだ。サーバーはGKが担当するので、選手を一つずつ押し上げ、攻撃の厚みを作ることを意識させたい。

「守備側がスライドしてきたら、縦を見ながら対角のラインを覗こう。ボランチの選手は、相手のスライドに対して、一緒に流れていくと詰まります。なので、ボランチの選手が意識してほしいことは、常にスライドの流れに逆らうこと。逆らって前を向くことや逆サイドの選手と繋がることが大事です」

このプレーを成功させるために、前編のトレーニングで意識させた「ボールの移動中に周囲を観ること」がポイントになる。

守備側の狙いや、矢印がどこに出ているのかを観るためには、ある程度の余裕が必要だ。このトレーニングでは、攻撃側最大3人、守備側2人なので、常に攻撃側が数的優位である。

それを踏まえて「ゾーンの中は何対何?それを意識しながらやろう。慌てるところじゃないよ」と声をかけていく。

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「攻撃側は数的優位を活かして前進すること。そして、相手のDFを前に釣り出すことを考えよう」とアドバイスし、「相手のスライドがどうなっているのか、それによってどこにスペースが空くのか。それを感じ取りながらやろう」と、観ることの重要性を伝えていた。

それ以外にも、どのように動くことで、ボールを前に進めることができるかを説明しているので、詳細はぜひ動画で確認していただければと思う。

守備の選手が深さを作ることで、GKへのパスコースを作る

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最後は7対7のゲーム形式で締めくくり。依田コーチは「前のトレーニングのように、3ゾーンを意識して、高さと横幅をとろう」と声をかける。

「相手の矢印を見ながら、守備のスライドに逆らった展開をしていかないと、ボールを循環させることが難しくなります。ビルドアップに関わる人数を増やすために、うまくゴールキーパーを使ってやろう」

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また、今回のテーマでもある「GKを使ってボールを前に運ぶ、ビルドアップトレーニング」の観点から、守備の選手が深さを作ることで、GKへのパスコースを作り、前進しやすくなるプレーをデモンストレーション。こちらの詳細も動画で繰り返し見て、参考にしていただければと思う。

トレーニング終了後、依田コーチは次のように振り返った。

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「ポゼッショントレーニングで大切にしていることは、目的がなく、ただのパス回しにならないこと。途中でプレーを止めて、ポゼッションの目的を再確認し、選手が優先順位を理解しているかどうかを見ながら進めるようにしています」

依田コーチは指導歴4年とキャリアは浅いが、指導開始当初から、COACH UNITED ACADEMYに入会し、指導の勉強に役立てていたという。

「今回ご紹介したトレーニングも、他の指導者からヒントを得て考案したものです。ぜひ皆さんも今回のご紹介したものを日々の活動、トレーニングの参考にしてみてください」

指導歴が浅くても、しっかり勉強してトライ&エラーを繰り返すことで、選手たちを成長に導くとともに、試合での結果もついてくることが、依田コーチの取り組みから伝わってくる。

多くのCOACH UNITED ACADEMY会員にとって、指導のモチベーションアップにも繋がるだろう。今後の依田コーチとスフォンダーレSSの躍進に注目だ。

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【講師】依田章宏/
スフォンダーレサッカースクール(奈良県)で指導者としての活動をはじめ、「第47回全日本U-12サッカー選手権」、「第33回全日本U-12フットサル選手権大会 」では、チーム創立3年目で2つの全国大会出場に導いた。
「正しい認知,判断」「正確な止める蹴る」を重要視しフットサルトレーニングも取り入れて指導を行なっている。

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