練習メニュー

2014年4月23日

ゴールキーパーのキャッチング練習~基礎編~

「息子(娘)はゴールキーパー。でも自分はフィールドプレーヤーだったからどう教えたらいいのかわからない」
こんな悩みをお持ちのお父さん、意外と多いのではないでしょうか? 全国を見渡してもゴールキーパーコーチのいるジュニアチームはほんの一握り。少年サッカーチームのゴールキーパーのほとんどが、ゴールキーパーの指導スキルや経験を持たないフィールドプレーヤーをメインとする指導の元で、練習に励んでいます。しかし、ゴールキーパーは手が使える特殊なポジションです。当然、フィールドプレーヤーとは身につけるべき技術が異なります。フィールドプレーヤーに混じって練習を積むだけではゴールキーパー特有の技術は身に付きません。
<<ウールシュポルトとサカイクのゴールキーパー練習メニュー>>
そこで、サカイクキャンプにも帯同してくれた武田幸生ゴールキーパーコーチ((株)アレナトーレ所属)が、コーチはもちろん、親子でもできるゴールキーパー専用の練習メニューを教えてくれました。
今回練習メニューにチャレンジしてくれたのはこの3人です。
左から細川凜太郎くん、星野 颯汰くん、金由准くん。

■キャッチングの基礎練習

【やり方】
1.ゴールキーパーは膝立ちになってキャッチの準備をする
2.コーチ役は片手もしくは両手でゴールキーパーにボールを投げる
3.ゴールキーパーはボールをキャッチ
4.キャッチ後、ゴールキーパーはボールをコーチ役に返球する
【ポイント】
1.ボールをよく見る(いつ投げようとしているのか)
2.身体の前方でボールをとらえる
3.ボールをはさむのではなくボールをつかむ
4.ゴールキーパーはキャッチした後はボールをしっかり納める
5.コーチ役はゴールキーパーが最初から難しくならないようにスピードやコースなど配球を考えて投げる

■グラウンダーのキャッチングの基礎練習

【やり方】
1.ゴールキーパーは立った状態でキャッチの準備をする
2.コーチ役は片手もしくは両手でゴールキーパーの左右にグラウンダー(ゴロ)のボールを配給する
3.ゴールキーパーはボールをキャッチ
4.キャッチ後、ゴールキーパーはボールをコーチ役に返球する
【ポイント】
1.ボールをよく見る(いつ投げようとしているのか)
2.ゴールキーパーはボールを投げられたコースに移動する
3.キャッチする際には膝をしっかり曲げて、より身体の前方でボールをとらえる(手と身体で壁を作る)
4.ゴールキーパーはキャッチした後はボールをしっかり納める
5.キャッチ後は身体をしっかり納める
6.コーチ役はゴールキーパーが最初から難しくならないようにスピードやコースなど配給を考えて投げる
■ゴールキーパーの正しいキャッチングの型をおぼえよう
【正】

【手元アップ】
<これだけは守ろう!>
1.身体の正面でボールをキャッチ
2.腰は落とさず身体の重心は前へ
3.ボールを挟むのではなく掴む
4.脚はボールに反応しやすいように、一定の幅に開きつま先立ち

【誤】
<これはやっちゃダメ!>
1.脇を締めすぎた状態でキャッチ
2.腰が落ちて身体の重心が後ろになってしまう
3.反応しにくいべた足は厳禁
武田コーチ監修のゴールキーパー練習メニューはいかがでしたでしょうか? まずは基本的なキャッチング技術の習得から、お子さんの練習をサポートしてあげましょう。武田コーチの練習メニューはまだまだ続きます。

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■身につけるアイテムはウールがおすすめ!

グローブにもこだわりも持ち、練習メニューとの相乗効果でゴールを守りましょう。今回出演してくれた3人が着用したグローブはこちら。手のひら素材の高いグリップ力とフィット感が子どものキャッチングを助けてくれます。
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【監修】
武田幸生
1970年11月27日生まれ、北海道出身。
1999年からジュニアユースチームのGK指導を8年指導し、現在は大学でゴールキーパー指導中。トレセン活動やゴールキーパー指導普及活動にも積極的に取り組み、2006年より横浜でゴールキーパースクールを開校。草の根からトップまでのGKを指導のスペシャリストを目指して活動中。日本サッカー協会公認B級コーチ、日本サッカー協会公認ゴールキーパーB級。(株)アレナトーレ所属。
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