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2018年1月 6日

流通経済大柏がエース不在の長崎総合科学大附を下し準決勝進出

キーワード:選手権高校サッカー

第96回全国高校サッカー選手権大会

準々決勝 流通経済大柏 3(0-0、3-0)0 長崎総合科学大附

2018年1月5日(金)1410キックオフ/埼玉県・浦和駒場スタジアム/観客5,447人/試合時間80分

<得点者>
流通経済大柏
⑤関川郁万(後半4分)
⑩菊地泰智(後半10分)
⑭熊澤和希(後半40分)

試合は後半一気に動いた。00で迎えた後半4分、DF②近藤立都の右ロングスローからゴール前でフリーになったCB⑤関川郁万が豪快に蹴り込んで、流通経済大柏が先制。続く後半10分には、GK①薄井覇斗のロングキックをFW⑪安城和哉がヘッドでつなぎ、FW⑨加藤蓮のラストパスからMF⑩菊地泰智がループシュートを決めて20。後半40分には交代出場のMF⑭熊澤和希がダメ押しの3点目を決めて、勝負あり。流通経済大柏が準決勝進出を決めた。

取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)、写真:木鋪虎雄

流通経済大柏対長崎総科大附.JPG

■エース不在が大きかった長崎総科大附 名将対決は、流通経済大柏が勝利

浦和駒場会場の準々決勝第2試合は、長崎総科大附・小嶺忠敏監督、流通経済大柏・本田裕一郎監督の名将対決となった。

「できれば次は小嶺さん率いる長崎総科大附とやりたいですね。心情的はやっぱり長崎総科大附がいいですね」。

3日の3回戦後、第1試合だった流通経済大柏の本田監督は、こう語って名将対決を待ちわびていた。そして実現したこの一戦は、結果的には30というスコアで本田監督率いる流通経済大柏に軍配が上がった。

長崎総科大附は絶対的エースストライカーの⑩安藤瑞季が出場停止。⑩安藤の代わりにFW⑰西原先毅を1トップに置くが、個人で運んで決め切れる⑩安藤の不在は長崎総科大附にとってとてつもなく大きな痛手だった。

先手必勝と言わんばかりに攻め立てる流通経済大柏に対し、3回戦で青森山田をゼロに抑えた守備陣が強固なブロックを形成。安定感抜群のGK⑫湊大昂、CB田中純平を軸に前半は相手の攻撃を食い止めることができた。

しかし、後半は流通経済大柏に一気に押し切られた。後半4分、DF②近藤立都の右ロングスローから最後はCB⑤関川郁万が豪快に蹴り込んだ。これで勢いに乗った流通経済大柏は、ピンチを凌いだ後の後半10分、GK①薄井覇斗のロングキックをFW⑪安城和哉がヘッドでつなぎ、それを受けたFW⑨加藤蓮がゴール前にダイアゴナルランしていくMF⑩菊地泰智に絶妙な浮き球のパス。⑩菊地はGKの位置を良く見て、GKの頭上を越えるループシュートを沈め、20と突き放した。

このゴールで試合は決した。長崎総科大附はカウンターを仕掛けようにも、ロングボールは流通経済大柏⑤関川にことごとく跳ね返され、FW⑦荒木駿太が個人技を見せるも、ゴールは遠かった。逆に後半40分、流通経済大柏は交代出場のMF⑭熊澤和希がダメ押しの3点目を決めて、試合を締めくくった。

「小嶺先生の背中を追いかけて指導者としてやってきたので、本当にうれしい」。試合後、本田監督は感慨深そうにこう語った。スコアこそ30と大きな差がついてしまったが、長崎総科大附は⑩安藤不在でも果敢な戦いを見せた。「ウチは他のチームじゃ補欠にもなれない選手が多い。その中でよくやってくれた」と小嶺監督が選手をたたえたように、ベスト8の成績は胸を張っていい結果だった。

「さすがは小嶺先生のチーム。本当に手強かったし、次だね。気を緩めてはいけない」。名将対決こそ制したが、本田監督に安堵の気持ちは一切ない。次なる戦いはすでに始まっている。そう言わんばかりの勝負師の目は、名将たる所以を感じさせるものであった。

この試合のさらなる詳細はこちらから

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文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)、写真:木鋪虎雄

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