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W杯出場パパに聞く!親子で楽しむ「2018年ロシアW杯」の観戦術

2018年1月 5日

元日本代表10番・名波浩がわが子に伝える、サッカーが上達するために必要な3つのポイント

キーワード:W杯サッカースクールジュビロ磐田名波浩日本代表

現役時代は日本代表の10番を背負い、フランスW杯に出場した名波浩さん。現在はジュビロ磐田の監督を務め、2017年は6位の成績を収めました。そんな名波さんは家に帰れば、サッカー少年のお父さんでもあります。

サッカー選手、監督として多くの経験を持つ名波さんは息子さんのサッカーに対して、どのような考えを持っているのでしょうか? 貴重なインタビューをお届けします。(取材・文:鈴木智之、写真:兼子愼一郎)

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(元トッププロの名波さんがお子さんに伝えていることとは? 撮影:兼子愼一郎)

後編:名波浩が語る「日本代表の10番に必要なもの」とは?>>

■伝えているのは3つだけ

――名波さんのお子さん(小学6年生の男の子)はサッカーをしているそうですが、お子さんのサッカーの練習や試合を見に行く事はありますか?

はい。ただし、試合中は声を出さず、黙って見ています。というのも、息子が通っているクラブには「試合中は親が声を出してはいけない」というルールがありまして、お母さん方の「キャー!」という声援が過度なプレッシャーになったり、外からコーチングをしないようにというのが理由のようです。

――試合の後、お子さんとはどのような話をしますか?

基本的には3つのことしか言いません。1つはボールに関われるポジションに居続けること。もうひとつが、自分がボールを奪われたら10メートルは追いかけること。最後のひとつが、どんな状況でも声を出すこと。この3つについて、話をします。

――この3項目を強調する理由は何でしょうか?

この3つが、極端に足りていなかったからです(笑)。それまではチームメイトの上手な子に遠慮して、積極的にボールに関わっていなかったんですね。そこで「サッカー、楽しいか?」と聞いたら、「ボールが来れば楽しい」と言っていたので「ボールが来るためには、どういう努力をすればいい?」と聞くと、答えが返ってこなかったんです。それが4年生の終わりの頃です。

――お子さんに対して言い続けることで、プレーに変化はありましたか?

ボールに対して、積極的に関わるようになってきました。ボールを受けたらワンタッチ、ツータッチではたいて、もらう動きをするようになったので、おのずとプレー回数は増えますよね。ボールを受けるためには予測をして動くことも大事なので、必然的に声も出ます。そのような相乗効果を期待して3つのポイントを教えたのですが、2年間かけてできるようになってきたと思います。

■足が遅くても活躍できる! 止める、蹴るを徹底して身につけよう

――試合が終わった後に「あのプレーはこうだったよね」といった話はしますか?

はい。試合のあとは、まずシュートを打ったかどうかを確認します。決して、ゴールを決めたかどうかはではありません。シュートが打てなかったときは、なぜゴールに近づけなかったか、なぜゴールを見ていないのか? ということにも言及します。基本的に息子は中盤やトップ下でプレーすることが多いのですが、そのエリアでの小学校6年生のレベルでのプレーの質、もっと言えばチームメイトとの関係性の中でのプレーの質について感想を伝えたりします。

――お子さんと一緒にサッカーの練習することはありますか?

ジュビロの監督を始めてからはほとんどありませんが、以前は毎朝一緒に走って、公園でボールを蹴っていました。小学4年生のときはマラソン大会の順位が下の方だったのですが、毎朝走ることで少しずつ順位が上がって、今年は10位以内を狙っているらしいです。ちなみに自分は子どもの頃、マラソン大会や長距離走が得意で、よく1位になっていました。でも、短距離はずば抜けて遅かったんです。サッカー部の中で遅いという次元ではなく、クラスの中で遅い方でしたから(笑)

――足が遅くても日本代表になれるというのは、子どもたちに希望を与えますね。名波さんはサッカースクールなどで子どもたちの指導をすることも多いと思いますが、12歳までの間にどんなことをすれば良いとお考えでしょうか?

サッカーで大切なのは、ボールを止めて、蹴ること。これを徹底してほしいです。ボールを止める時は半径1メートル以内に収める。そして、15メートルの距離のパスの質を高めること。この2つができていれば、僕のように足が遅くてもどうにかなるんです。

次ページ:小学生時代は小さくても...。将来的に伸びる選手の特徴とは

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文:鈴木智之、写真:兼子愼一郎、サッカースクールSKY

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